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2024.01.08 注文住宅コラム

一戸建ての年間維持費はいくら?マンションとの違いも紹介

夢のマイホームを購入したいと思っても、購入後の維持費がどのくらいかかるか分からず、
踏ん切りがつかない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

一戸建てを購入すると、1年間のうちにさまざまな費用が「維持費」として発生します。
こうしたランニングコストを把握しておかないと、予想以上に家計が圧迫されてしまうかもしれません。

本記事では、一戸建てに必要な年間維持費やマンションとの違いをご紹介します。
一戸建てに暮らし始めてからの資金計画を立てる参考にしてみてください。

一戸建ての年間維持費と内訳

一戸建ての維持費は、毎月約4~5万円かかり、年間で約40~60万円かかるのが一般的です。
主な内訳としては税金・保険料・修繕費の3つで、これらに加えて住宅ローンの支払いが発生します。
それぞれについて詳しく解説します。

 

 

税金

一戸建てにかかる税金には、固定資産税と都市計画税が挙げられます。

固定資産税

固定資産税とは、所有する土地・建物に課せられる税金です。
「固定資産税評価額×1.4%=固定資産税額」という計算式で算出され、
一戸建て住宅を購入した翌年から支払うことになります。

土地・建物を別々に評価するため、どちらにも税金がかかります。

固定資産税評価額は、所在地や形状、大きさ、建物の材質などを踏まえて、各自治体が定めているものです。
ただし基本的に建物は経年とともに価値が低下するため、年数が経つほど固定資産税は安くなるのが一般的です。

対して土地の場合は、人気エリアになり地価が上昇すると、固定資産税も高くなる可能性があります。

また一定条件を満たす土地・家屋は税負担が軽減される特例もあるので、上手に活用すると税負担を軽減できるでしょう。

 

都市計画税

都市計画税とは、土地・建物が「市街化区域」に該当する場合に課せられる税金です。

固定資産税とは違い、市街化区域に属している場合のみ課税されるものです。そのため必ずしも発生する税金とは限りません。

課税対象かどうか気になる方は、各自治体の総務部や課税課などに確認しましょう。

都市計画税の計算方法は、以下の通りです。(※)

土地:固定資産税評価額×0.3%
家屋:固定資産課税台帳に登録されている価格×税率0.3%

なお、都市計画税の税率は自治体によって異なる場合があり、東京23区の場合は0.3%です。

都市計画税にも一定条件を満たすと適用される軽減措置がありますが、税負担を軽減できるのは「土地のみ」のため注意してください。

※参考:東京都主税局. 「固定資産税・都市計画税(土地・家屋)」

https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/shisan/kotei_tosi.html, (参照 2023-11-13).

 

保険料

万が一に備えて加入する「地震保険」「火災保険」などの保険料も、維持費の一つといえます。

保険料はどのような保険に加入するのかということや、

補償対象、保険金額、建物の構造などによって左右されるため、年間の支払い額は加入者によって異なります。

一般的には、年間約4万~20万円かかるのが目安です。月間に換算すると、約3,000~1万7,000円の出費となるでしょう。

火災保険・地震保険は初年度に一括で支払うと安くなるので、ランニングコストを抑えたい場合は、一括での支払いも検討してみましょう。

修繕費

購入から年数が経つほど、外壁塗装や水回りの修理、フローリングの張替え、給湯器の故障など、修繕費が必要になっていきます。

新築一戸建ての場合は、初めの数年間は修繕が発生することはありませんが、入居から7~10年目になると、次第に機器の故障などが目立ち始めるでしょう。

国土交通省が発表している「中古住宅における不具合の発生状況について」によると、

一戸建ての費用総額は、新築・中古を問わず約60万円前後です。(※)

不具合発生者の平均的な不具合発生回数は、2.6回(居住13.1年)となっており、

10年ほど暮らすと1~2回は何らかの修繕費用が発生するのが一般的だといえるでしょう。

修繕費は継続的にかかるコストではありませんが、一度の修繕で大きな出費となる可能性もあるため、

将来的に必要となるのを見越して毎月積み立てておくのがおすすめです。

※参考:国土交通省. 「中古住宅における不具合の発生状況について」. https://www.mlit.go.jp/common/000184630.pdf, (参照 2023-11-13).

 

一戸建てとマンションの維持費の違い

一戸建てとマンションどちらを購入すべきか悩んでいる方は、それぞれの維持費の違いも把握しておきましょう。

マンションの維持費は税金や保険料、管理費・修繕積立金、駐輪場台・駐車場代などが挙げられ、

一戸建ての維持費とは内訳が異なります。一般的に一戸建ての方が、維持費が安く済む傾向にあります。

税金

マンションも一戸建て同様に固定資産税や都市計画税が発生しますが、マンションの方が税金が高くなる傾向にあります。

固定資産税・都市計画税は土地と建物に税金が課されますが、

マンションの場合は敷地全体の税額を持分割合によって按分した額となるため、一戸建てよりも安くなる可能性が高くなっています。

また建物に関しては鉄筋コンクリートの場合、木造の一戸建てよりも耐用年数が長く評価額が高くなりやすいため、

税金の負担額が大きくなるのが一般的です。ただし立地や構造など条件によっても異なるので、事前に詳細を確認しておきましょう。

保険料

マンションも一戸建てと同様に、火災保険や地震保険など各種保険に加入するのが一般的です。

ただしマンションの方が一戸建てよりも災害に強い傾向にあります。

そのため火災保険などの保険料が、安く設定されている場合もあります。

管理費・修繕積立金

管理費はエントランス・廊下などの共有部分の清掃やごみ収集など、清掃や設備管理のための費用です。

一般的に共有部が充実したマンションほど、管理費が高くなります。

また修繕積立金は共有部分や共用設備、外壁などの修繕費用で、老朽化により快適に住めなくなるのを防ぐために必要な費用です。

主に以下のような用途が挙げられます。

外壁・屋上などの塗り替え
配管設備の維持管理
防災用設備の修繕 など

ほとんどのマンションで義務化されており、大規模な修繕の場合は一時金を求められるケースもあります。

駐輪場代・駐車場代

マンションによっては駐輪・駐車場の利用に、別途費用が発生するケースもあります。

平置き・機械式の駐車場タイプやエリアなどによって、具体的な金額は異なります。

近隣の月極駐車場の相場を参考に、金額が設定されているのが一般的です。

 

まとめ

一戸建てを購入すると税金や保険料、修繕費などの維持費が発生するため、一般的に年間約40~60万円かかります。

維持費は住み続ける限り発生するものなので、マイホームを購入する際は住宅ローンだけでなく、

こうした維持費も含めて問題なく払えるか事前に検討するようにしましょう。

著者情報

愛知県豊橋市を中心にデザイン性の高い注文住宅を手がける住宅会社「子育て安心住宅&デザインラボ」。
愛知県豊橋市、豊川市、新城市、田原市、蒲郡市、北設楽郡、岡崎市、幸田町、西尾市、安城市、知立市、刈谷市、

そして静岡県湖西市、およびその近郊と広い地域で対応しています。
豊橋市近郊での注文住宅に関わる情報発信、イベント情報、建築中の現場情報、スタッフの近況など、お客様に向けた情報発信をしています。

 

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