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2024.03.06 注文住宅コラム

注文住宅の階段の選び方は? 3つのポイントを紹介

家の外観や間取り、設計などを自由にオーダーできる注文住宅。

デザインや外観だけではなく生活動線の確保も重要なポイントで、
二階建て以上で設計するケースでは階段が大切な役割を果たします。

一口に階段といっても設置する場所や優先する用途によってさまざまなタイプのものが挙げられますが、
レイアウトや機能を含めてどのような選択肢があるのでしょうか。

本記事では注文住宅における階段の選び方について、3つのポイントを解説します。

注文住宅の階段はどこに配置する?

注文住宅での階段の選び方1つめのポイントは、どこに配置するかです。

設計が自由な注文住宅では、
基本的な構造を踏まえさえすれば家のどこにでも階段を設置できますが、
階段の配置次第では間取りが制限され暮らしやすさに直結します。

階段を配置することが多い3つのパターンを見ていきましょう。

玄関ホール

玄関ホールに階段を配置するのは日本の古い住宅によく見られます。

玄関に入ってすぐに階段があるため
、一階部分のリビングなどを経由せずに二階へ上がれるのが特徴です。

来客や同居人と顔を合わせずに個人スペースに向かえるメリットがある反面、
家庭内のコミュニケーションが疎遠になる可能性もあります。

廊下

玄関ホールから見えない部分の廊下に階段を設置すると、
外から見えにくいのでプライバシーを確保しやすくなります。

階段を使用中に突然玄関が開いたときを想定しても安心感があります。
またレイアウトの自由度が高いため、希望の生活導線に合わせやすいメリットもあります。
ただリビングを経由しない点は玄関ホールと同様です。

リビング

リビング階段は文字通りリビングに設ける階段で、
間取りの関係上住宅の中心付近にレイアウトすると自然にこのパターンになる傾向があります。

階下と階上のコミュニケーションがとりやすく、
必ずリビングを通るので家族が顔を合わせやすいため子育て世帯に人気の配置です。
一方で生活音が響きやすかったり来客と家族の動線が交錯したりといったデメリットもあります。

注文住宅の階段はどんな形にする?

2つめのポイントは、階段をどのような形にするかという点です。

一口に階段といってもさまざまなスタイルがあり、
間取りや住宅の設計によって最適な形状が自然に決まってくる場合もあります。

ここでは階段の形にはどのような種類があるのか、5つのパターンを見てみましょう。

直線階段

直線階段とは文字通りに階下と階上を一直線に結ぶ、踊り場を設けないスタイルの階段です。

シンプルなため工費を抑えられ、階段下の空間は収納スペースなどに活用できるメリットもあります。

ただし階段に割ける面積が狭いと設置角度が急勾配となるため、安全に対する配慮も必要です。

かね折れ階段

かね折れ階段とは途中で90度に曲がる階段のことで、「かね」は直角を意味する言葉です。

踊り場や角を途中に設けることで階段全体の勾配を緩やかにし、
万が一の場合に下まで一気に滑落しないという安全性も持ち合わせています。

設置には直線階段よりも広いスペースが必要であることに加え、工事費用も高くなる傾向があります。

折り返し階段

折り返し階段は途中で踊り場を挟んで180度折り返すように設けられる階段です。

間取り図として上から見るとU字あるいはコの字形にレイアウトされるのが特徴で、
かね折れ階段同様に勾配を緩やかにしつつ一気に転落する危険性を軽減します。

設置には広いスペースが必要となりますが、階段下は大容量の収納スペースにすることが可能です。

カーブ階段

カーブ階段は曲線で構成された階段で、優美な見た目から装飾的な効果ももたらします。

直線で設計されていないため設置には広いスペースが必要で、
空間の大きな住宅でないと備えるのは難しいでしょう。

らせん階段

らせん階段はポールを中心として螺旋状にステップが設けられた階段で、
もっとも設置スペースが少なくて済むタイプです。

吹き抜け状のフロアをまたいで貫通するように設置されることもあり、
ステップは中心に寄るほど狭くなることがあるため安全面での注意が必要です。

階段のパーツは何を選ぶ?

3つめのポイントは、階段に関わるパーツに何を選ぶかという点です。

階段は本体の踏み板や、付随する手すり、
さらには夜間や暗いときの安全を確保する照明なども印象を左右する大切な要素となります。

まず踏み板については、建築基準法で定められた奥行き(踏み面)のサイズを守りつつ
どのような材質を用いるかで外観が大きく変わります。
木質のぬくもりある風合いや、金属の硬質な雰囲気などさまざまで、
プリントによってバリエーション豊かな模様を選択することも可能です。

手すりは階段を上り下りする際に万が一バランスを崩したときや、
体を引き起こす補助につかむことがあるため適切なものを選んで設置しましょう。
ストレートなタイプだけではなくつかみやすい波型形状のものもあり、
階段全体の風合いと揃えるとデザインに統一感が出ます。

また、暗いときに足元を照らせるよう照明を取り付けるのも安全面で効果を発揮します。
常夜灯のように手すりやステップの裏に備える、
消費電力を抑えたタイプもあるため、省エネと安全性の両立を意識しましょう。

まとめ

注文住宅の階段の選び方について、
3つのポイントをそれぞれに例を挙げて解説しました。

階段は二階建て以上の住宅には不可欠といっていい設備であるため、
デザインだけでなく生活動線や安全性も含めて納得のいくものを選びましょう。

 

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著者情報

愛知県豊橋市を中心にデザイン性の高い注文住宅を手がける住宅会社「子育て安心住宅&デザインラボ。
愛知県豊橋市、豊川市、新城市、田原市、蒲郡市、北設楽郡、岡崎市、幸田町、西尾市、
そして静岡県湖西市、およびその近郊と広い地域で対応しています。
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イベント情報、建築中の現場情報、スタッフの近況など、お客様に向けた情報発信をしています。

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