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2024.02.13 注文住宅コラム

ガレージハウスの魅力とポイント

最近、マイホームを計画している人たちの間でガレージハウスが人気です。
特にクルマ好き・バイク好きの人にとっては、まさに憧れの住まいといえるでしょう。
そこで、ガレージハウスの魅力と、ガレージハウスを設ける際のポイントをご紹介します。

ガレージハウスとは

ガレージハウスとは、ガレージと住宅が一体化した家のことです。
ガレージハウスには、大きく分けると次の2つのパターンがあります。

ビルトインガレージ(インナーガレージ)

ガレージに屋根があり、壁やシャッターなどで四方が囲まれていて、
建物の一部となっているガレージのことを「ビルトインガレージ」または「インナーガレージ」といいます。
ビルトインガレージもインナーガレージも呼び方は異なりますが、意味は同じです。

ピロティガレージ

建物とガレージが一体化していて、屋根もあるものの、
出入り口がシャッターだけでなく通り抜けができるタイプのガレージのことを「ピロティガレージ」といいます。

言うなれば、ビルトインガレージ・インナーガレージは「車のお部屋」のような空間。
一方、ピロティガレージは、建物と一体化した「カーポート」のような空間です。

 

ガレージハウスのメリット

ガレージハウスには、次のようなメリットがあります。

雨風や紫外線から愛車を守れる

屋外の駐車場では、大切なクルマを雨や風、埃や砂、日光や紫外線にさらしっぱなしの状態となります。
青空駐車で直射日光を浴び続けると、車体の塗装面にダメージが生じ、
見た目が白っぽくはげたような状態になります。

また、紫外線はデッドライトレンズのくすみや黄ばみの原因となります。
埃や砂などの汚れがクルマに付着した状態でボディに力が加わると、傷の原因に。
雨によって雨染みが生じることもあります。
その点、ガレージがあると外部の影響を避けることができ、愛車を美しく保てます。
しかも、シャッター付きの場合には、盗難やいたずらのリスクも軽減でき、防犯対策にもつながります。

雨に濡れずに玄関とガレージを行き来できる

ビルトインガレージもピロティガレージも、屋根の下を通って家に出入りできるので、
天気が悪い日でも雨に濡れずに行き来できる点が大きなメリットです。
小さなお子様がいるご家庭でも、お子様を雨に濡らさずに移動させられるし、
抱っこして行き来する場合にも安全・便利です。

愛車と過ごす楽しみを味わえる

愛車の手入れや整備の時間も、クルマ好きにとっては楽しみのひとつ。
ガレージに整備道具を用意しておけば、いつでも愛車のメンテナンスができます。
また、室内からいつでも愛車を眺められるようにと、
リビングや玄関、書斎などにガレージに面した室内窓を設けるご家庭もあります。

多目的に利用できる

ガレージは、車やバイクを格納するだけでなく、アウトドア用品の収納やD I Yの作業場、
趣味のスペース、仲間の溜まり場など、多目的に利用できるのも大きな魅力です。

建物全体のボリューム感が増す

住宅とガレージが一体化すると、建物全体が大きく見えるので、ボリューム感が増します。
そのため、デザイン的なインパクトや存在感がいっそう強まり、
スタイリッシュで堂々とした外観が実現します。一方、土地が狭い場合には、
建物を3階建てにして1階部分にガレージを設けることで、駐車スペースを確保できます。

プライバシーを確保できる

ガレージがあることで、車に乗ったり降りたりする姿や、
玄関を出入りする様子が道路側から見えづらくなるため、プライバシーを確保できます。

税金対策になる

ビルトインガレージの面積が住宅の延床面積の5分の1以下であれば、
固定資産税の緩和措置が適用され、延床面積に換算されないので、税金を抑えられます。
たとえば、延床面積が100㎡の住宅を建て、20㎡以下のビルトインガレージを設けた場合には、
延床面積80㎡が固定資産税の対象となります。ただし注意が必要なのは、
ピロティガレージの場合は延床面積に含まれないため、広さに関わらず固定資産税の対象外となります。

 

ガレージハウスを建てるときのポイント

敷地の形状に注意!

一般的にガレージハウスを建てる場合には、間口の広い横長の土地だとプランしやすいといわれています。
たとえば、間口が狭くて細長い形状の敷地の場合、ガレージを道路側に設けると、
その奥に建物を配置することになり、室内の日当たりが悪くなることがあります。
そのため、建物を「コ」の字型にして中庭に面して大きな窓を設けたり、
2階にLDKを設けたりするなど、日射取得のための工夫が必要となります。

価格は市販のカーポートよりも割高に

ビルトインガレージやピロティガレージは、基礎のコンクリートや壁の構造材、
屋根材や内装材などが必要となるため、その分建築費用が増すことになります。
市販のカーポートと比べると、金額的にはかなり割高になりますが、
見た目の良さや建物との統一感、雨に濡れずに出入りできることなどのメリットを考慮すると、
市販のカーポートでは得られない魅力がたくさんあります。

ピロティガレージは、天井や壁の設け方に注意!

ピロティガレージは、天井の高さの設定や壁の設け方に注意する必要があります。
たとえば、壁が少なすぎたり、天井が高すぎたりすると、風の強い雨の日には雨がガレージ内に吹き込み、
屋根があるにも関わらず雨に濡れてしまうこともあります。

ガレージの使い方によって設計を工夫して

プランニングの段階からガレージをどのように使いたいかをよく考えて、
それに必要な設備や動線、住宅との取り合いや間取りを考える必要があります。
住宅への出入りの動線はもちろんのこと、クルマいじりを楽しみたいなら水道設備や収納が必要だし、
趣味の空間や仲間の集会場に使いたいなら、それに加えて電気設備や冷暖房、
あるいは簡単な流し台なども欲しくなるでしょう。いずれにしても、後付けはその分費用がかかるので、
計画の段階からガレージでどんなことをしたいのかよく考え、設計者に伝えるようにしましょう。

音や排気ガスなどに配慮して

住宅と一体化したビルトインガレージの場合、居住スペースのすぐ隣に車が格納されるので、
家の中に排気ガスが入ってこないように換気扇を設ける必要があります。
また、家の中にいてもクルマのエンジンをかける音やシャッターの開閉音、
クルマを整備する音などが気になる場合もあるため、室内の間取りもよく考える必要があります。
シャッターを電動タイプにすると、開閉音をやや抑えられます。
エンジン音やドアの開閉音などは、建物の壁や床の防音性を高めることで軽減できます。
また、ガレージの上に寝室を設けないように間取りを考えましょう。

 

まとめ

ガレージハウスには、壁で囲まれたビルトインタイプと、通り抜けが可能なピロティタイプの2種類があります。
ガレージハウスには様々なメリットがありますが、土地の形状や費用、用途に応じた設備の導入、
音や排気ガスへの配慮など、設置時に気をつけなければならないポイントもいろいろあります。
ガレージでどんなことをして楽しみたいか、どんな使い方をしたいかをよく考えて、憧れのガレージハウスを実現しましょう。

著者情報

愛知県豊橋市を中心にデザイン性の高い注文住宅を手がける住宅会社「子育て安心住宅&デザインラボ」。
愛知県豊橋市、豊川市、新城市、田原市、蒲郡市、北設楽郡、岡崎市、幸田町、西尾市、安城市、知立市、刈谷市、
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