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2023.09.12 注文住宅コラム
注文住宅の予算節約のコツと注意点を解説
人生でもっとも高い買い物と例えられる家の購入。
特に注文住宅では思いどおりの外観や間取りを設計できるため、マイホームに対する夢を叶えてくれる選択肢ともいえるでしょう。
とはいえ、理想を追い求めつつも可能な限り予算は抑えたいもの。
本記事では注文住宅を購入する際の予算節約のコツと、それに関わる注意点について解説します。
注文住宅の予算節約のコツ
では注文住宅の予算を節約するための具体的なコツを本章で見ていきましょう。
いずれも設計に関わることであり、工夫次第で予算総額を大きく軽減させられる可能性もあります。
以下、代表的かつ効果的な6つのポイントを例に挙げました。
延床面積を小さくする
1点目は、住宅の延床面積を小さくすることです。
建築コストは延床面積の大きさに比例して高くなるため、それを調整することで予算節約につなげることができます。
ただし家族構成やライフステージ、人生設計によって必要となる家の広さは変わるため、そうした面も含めて十分に検討する必要があるでしょう。
最低限の延床面積とする場合には例えば2階建ての予定を平屋に変更するなどの手段もあり、宅地の利用状況と照らし合わせながら設計をリクエストすることが重要です。
家の形をシンプルな形状にする
2点目は、家の形をできるだけシンプルな形状にすることです。
注文住宅では基本的に自由な外観や間取り、家の形をオーダーすることができますが設計が複雑になるほどデザイン料や建築部材費、工期・工賃がかさんで費用が増大すると考えられます。
強いこだわりがあるケースは別として、可能な限りシンプルな形状で建築することが予算節約の鍵となります。
部屋数を少なくする
3点目は、住居の部屋数を少なくすることが挙げられます。
当然ながら同じ容積の家でも部屋数が多ければ多いほどそのための柱や壁、ドアや内装材といった部材費や手間がかかり、予算に直接反映されてしまいます。
どの程度の部屋が必要かは個人の事情によって異なりますが、必要のない部屋を多数設けるのはコスト上得策ではありません。
ライフステージに応じて大部屋を後ほどパーテーションで仕切るなどの方法もあるため、予算節約を目指す場合は部屋数を最小限にするのがおすすめです。
水回りを近くにまとめる
4点目は水回りの設備をできるだけ近い場所に集約することです。
風呂・キッチン・洗面所・トイレなどの水回りには配水用のパイプやそれに伴う熱源設備などが必要ですが、これらの配置がそれぞれ遠くなるほどに使用部材が増え、エネルギー効率にも影響を及ぼします。
またそうすることで設計がシンプルとなり、生活や家事の動線もスムーズになるというメリットがあります。
優先順位を決めて取捨選択する
5点目は、住宅に対する要望に優先順位を決めて取捨選択することです。
特に注文住宅では理想の家づくりを追求するあまり、要求が過大になってしまうというケースがあります。
強いこだわりは個人の夢や願いといった部分にも関わるため一概にはいえませんが、要望の全てが本当に不可欠なものであるのかは冷静に振り返ることが必要でしょう。
そこでおすすめするのが優先順位のリストを作ることです。
要望を箇条書きして重要度を可視化すると、それらの項目の要不要を検討しやすくなります。
どうしても譲れない希望を把握し、そうでない部分はカットしていくことが予算節約のポイントです。
相見積もりをとる
6点目は注文住宅購入の計画段階で、相見積もりをとることです。
相見積もりとは複数業者から見積もりをとることを意味し、業者間での費用・サービス・施工内容などの差を比較します。
単純に予算面でいえば一番安い見積もりを出した業者に発注し、サービスや施工内容の独自性に魅力を感じる業者があれば検討条件に加えるなど、選択のヒントになります。
また複数業者で競合することになるため、価格面での交渉がしやすくなるのも大きなメリットです。
注文住宅の予算を節約する際の注意点
注文住宅購入に際しての予算節約には上記のようにさまざまなポイントがありますが、もちろん注意すべき点もあります。
以下に節約の対象として適していない項目を中心として、3点を例に挙げました。
家の基礎構造や耐震性・防火性は節約に向かない
まず、節約の対象には向かないことに家本体の基礎構造・耐震性・防火性に関する事柄があります。
これらは家屋自体の耐久性、ひいては災害時など不測の事態において住人の生命に関わる重要な問題です。
この部分にかけるべき費用をカットしたり簡易なものに置き換えたりすると、万が一の時に重大な損失となりかねません。
セキュリティ面にこだわると安心して暮らしやすい
また、防犯対策などセキュリティ面での予算も十分に確保しておくことをおすすめします。
これも万が一侵入者や空き巣があった場合、しっかりとしたセキュリティ態勢が整っていれば安心です。
普段の暮らしやすさにも直結することですので、留意すべき重要な項目の一つです。
ランニングコストを考える
住宅を建てる際の予算節約は大切なテーマですが、家は建てて終わりではなく保守営繕のためにはさまざまな費用が継続的に必要となります。
それらのメンテナンスはいわばランニングコストであり、例えば安価な屋根材を多用したことで建築コストを抑えたものの、後々のメンテナンス費用がかさんでは結果として節約になりません。
こうした長期的な視野での予算配分にも注意が必要です。
まとめ
注文住宅の購入に際しての、予算を節約する具体的なコツと注意点を解説しました。
いずれも意識しておくことで適用できる事柄ですが、それと共に予算カットの対象にすべきではない重要な部分があることも把握しておきましょう。
著者情報
愛知県豊橋市を中心にデザイン性の高い注文住宅を手がける住宅会社「子育て安心住宅&デザインラボ」。
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