今後、豊橋市で注文住宅を建てようと考えている方もいらっしゃるでしょう。いきなり土地探しや家の設計を始めるのではなく、まずは家を建設するにあたって守らなければならない制限や規制を知らなければなりません。

本記事では、豊橋市で注文住宅を建てるなら知っておきたい制限や規制について説明します。これから豊橋市で注文住宅を建てようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

豊橋市で注文住宅を建てるなら知っておきたい制限や規制

家は、自分の希望どおりに設計・建築できるわけではありません。建築可能な建築物や建物の高さなど、さまざまな規制が設けられています。まずは、どのような規制があるのかを把握しておきましょう。

ここからは、豊橋市で注文住宅を建てるなら知っておきたい制限や規制を3つ紹介します。

地域別の建築可能の建物や高さの制限

建築可能な建物や建築物の高さは、地域別に制限が設けられています。これを、用途地域と呼びます。例えば、2〜3階建ての住居のための地域は、第一種低層住居専用地域です。この地域では、3階以上の建物や10メートル以上の高さがある建物は建てられません。また低層住宅のための地域には第二種低層住居専用地域もありますが、ここでは住居以外にも小中学校や床面積150平方メートル以内のお店を建てることができます。

周辺に建てられる建造物が気になる方は、あらかじめどのような制限のある地域かをしっかり確認しておきましょう。

3階建て以上の建物の日影規制

3階以上の家を建てるときは、建物の日影規制がかけられる場合もあります。日影規制の目的は、周辺の日照を確保することです。用途地域によって、規制がかかるかどうかが異なります。3階以上の高さの家を建てたいと考えているのであれば、日影規制の対象になるかどうかを調べておくことをおすすめします。

道路に面する建物の斜線規制

建物の規制は、単に垂直の高さだけではありません。道路や隣接する土地の日照を確保するために、道路、あるいは隣地の境界線からの距離に応じて斜線状に建物の高さを制限する場合があります。これを、斜線規制と呼びます。

この斜線規制に当てはまる場合は、規制内に収まるように建物を斜めにつくったり、建てる場所を移動させたりする必要があります。用途地域によって規制が異なるため、土地を購入するときは斜線規制の内容も確認してきましょう。

出典：豊橋市「マイホームガイド」https://www.city.toyohashi.lg.jp/secure/63123/R3myhome.pdf（2023.05.08）

注文住宅を建てる土地を探すときのポイント

希望に沿った注文住宅を建てるためには、制限や規制をクリアできる土地を見つけることが大切です。

ここからは、注文住宅を建てる土地を探すときのポイントを紹介します。

値段ではなく生活のしやすさで選ぶ

土地を決めるときは、値段ではなく生活のしやすさを重視して選びましょう。値段で比べてしまうこともありますが、値段だけで即決したり、妥協して決断したりするのはおすすめしません。安い土地を選んだ結果、利便性が悪く日常的に不便を感じたり、周辺環境の悪さに悩まされたりする可能性があるからです。

スーパーマーケットや病院といった生活に必要な施設があるか、子どもが安全に通学しやすい環境が整っているかなど、自分の生活をしっかり想像し、不便のない環境であるかどうかをよく考えましょう。

地盤の強い土地を選ぶ

地盤の強さを確認することも、土地を選ぶ際の大切なポイントです。地盤とは、建物の土台となる土地のことです。十分な地盤があれば建物を長期的に支えることができますが、地盤が弱いと建物が沈下したり、傾いたりする原因になります。

自分で調べるのは難しいため、専門としている機関に地盤調査を依頼することをおすすめします。

将来どのように土地が発展するかを考えて選ぶ

土地を選ぶときは、将来的に周辺の土地がどのように発展するかを考えることも大切です。日当たりや周辺環境が気に入っていたとしても、環境が変わらないままとは限りません。周辺に高い建物ができて日当たりが悪くなったり、商業施設ができて騒がしくなったりと、悩みの種になる変化が起きる可能性があります。

このようなリスクをできる限り避けるためにも、用途地域はしっかり確認しましょう。

注文住宅の施工業者選びのコツ

いい土地が見つかったとしても、家自体に問題があると住まいづくりは台無しになってしまいます。満足のいく家を建てるためにも、注文住宅の施工をお願いする業者も慎重に選びましょう。

ここからは、注文住宅の施工業者選びのコツを紹介します。

各施工業者の特徴や評判を調べて比較する

施工業者を選ぶ際には、いくつかの業者をピックアップして比較することが大切です。理由は、施工業者ごとに異なる特徴や強みがあるからです。例えば、省エネ、耐震、デザイン性などが挙げられます。デザイン性にこだわっているのに省エネに強い業者に依頼すると、希望どおりのデザインに仕上げられないかもしれません。妥協しない家づくりをするためにも、希望を叶えられそうな強みを持つ施工業者を選んでください。

また、施工業者ごとに評判もさまざまです。良い口コミばかりでなく、悪い口コミにも目を向け、自分に合うかどうかを判断しましょう。

施工中の現場が見られるか確認する

施工中に現場の様子を見せてくれるかどうかも、施工業者を選ぶ際にチェックしたいポイントの一つです。現場では、業者や大工が仕事に取り組む姿勢や技術力を間近で見ることができます。見た目はよく仕上がっていても、土台がきれいにできていなかった、という可能性はゼロではありません。後々のトラブルを回避するためにも、なるべく施工中の様子が見られる業者を選ぶことをおすすめします。

まとめ

本記事では、豊橋市で注文住宅を建てるなら知っておきたい制限や規制について説明する他、注文住宅を建てる土地を探す際のポイントや施工業者選びのコツを紹介しました。

せっかくマイホームを持つなら、希望どおりの家をつくりたいものです。ポイントを押さえて、長期的に快適に住めそうな選択をしてください。

 

著者情報

愛知県豊橋市を中心にデザイン性の高い注文住宅を手がける住宅会社「子育て安心住宅＆デザインラボ」。
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