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2023.06.08 注文住宅コラム

ハウスメーカーと工務店は何が違う?メリットやデメリットを解説

家を建てるとなると、ハウスメーカーか工務店に施工を依頼しなければなりません。しかし、どのような違いがあるのか分からず、どっちに依頼すればよいのか悩んでしまう方もいらっしゃいます。

本記事では、ハウスメーカーと工務店の違いやそれぞれのメリットとデメリットを紹介します。これから家を建てる予定がある方や施工の依頼先で悩んでいる方は、ぜひ最後までご一読ください。

ハウスメーカーと工務店の違い

「ハウスメーカーと工務店は違う」とは聞いているものの、具体的にどのような違いがあるのかご存じではない方もいらっしゃるでしょう。

まずは、ハウスメーカーと工務店の違いについて説明します。

建築コスト

ハウスメーカーと工務店の違いの一つに、建築コストが挙げられます。ハウスメーカーでは、建築費の総額が高くなる傾向があります。理由は、広告や展示会の運営にかかる費用が上乗せされることが多いためです。

一方で工務店は、建築コストを抑えやすくなっています。ただし、こだわり抜いた家を建てる場合は工務店でも総額が高くなる場合もあります。

対応エリア

ハウスメーカーと工務店では、対応エリアが異なります。ハウスメーカーは企業の規模が大きいため、全国各地に対応できるような体制が整っている場合が多いです。

一方で工務店は、一定の地域に限定した小規模経営をしているところが多いです。エリアは限られてしまいますが、地域密着型で展開している分、その地域の環境や周辺の情報などを詳しく把握しています。そのため、地域の住民ならではの情報を反映した住まいづくりの提案を受けられるでしょう。

自由度の高さ

ハウスメーカーと工務店では、設計の自由度の高さにも違いがあります。ハウスメーカーは、建物の骨組を構成する材料の生産・設計から施工までのプロセスがある程度パターン化されています。そのため、用意されているパターンの中から好きなプランを選ぶのが一般的です。好みのプランを選べるものの、自由な設計は難しくなります。

一方で工務店は、依頼主の希望に合わせて自由に設計できます。形状が難しい土地での施工やデザイン性の高い建築の実現など、ハウスメーカーのプラン内で対応が難しい場合でも、柔軟な対応が可能です。

施工期間

工務店に比べると、ハウスメーカーは施工期間が短いのが特徴です。理由は、効率的に施工ができるよう一連の流れがシステム化されているからです。資材を順次仕入れたり、その場で加工したりしないで済むように仕組みが出来上がっています。

一方で工務店は、建築資材を現場で切断したり加工したりするため、工期が長くなりやすいです。またプラン決定後に資材を用意するため、必要な物がそろうまでにも時間がかかります。建てる住宅の規模によっては、より長期的なスパンで検討する必要があるでしょう。

アフターサービスの充実度

ハウスメーカーと工務店では、アフターサービスの充実度にも違いがあります。ハウスメーカーは大手企業が多いため、経営も安定しており長期的な補償サービスが受けられます。

一方で地域に根ざした小規模な工務店では、ハウスメーカーのような充実したアフターサービスを受けるのは難しいでしょう。しかし、トラブルがあったらすぐに対応に来てくれるなど、いざというときに駆け付けてくれる手厚いサポートが受けられます。

ハウスメーカーのメリット

ハウスメーカーのメリットは、短い工期と充実したアフターサービスです。会社の規模が大きいため施工の流れが整っており、安定した品質でスムーズに完了まで迎えられます。また、経営基盤が安定していることで、アフターサービスが途中で受けられなくなるといった問題も生じにくくなっています。

加えて、もし売却が必要になったとしても、ブランドの認知度があるため買い手に好印象を与えられるでしょう。ただし、メンテナンスを怠っていると家の価値は下がってしまいます。売却を視野に入れて検討するのであれば、住んでいる間のメンテナンスもしっかり行うことが大切です。

ハウスメーカーのデメリット

ハウスメーカーのデメリットは、工務店よりも費用が高くなりがちなことと、設計の自由度が低いことです。そのため、すべてのこだわりを反映した家を建てたい人は、不自由さを感じるかもしれません。

工務店のメリット

工務店のメリットは、コストを抑えられることと、自由に設計できることです。小規模な工務店では高額な広告費や人件費をかけていないため、ハウスメーカーと比べると建築費を抑えられます。また細部までこだわった部品選びが可能なため、希望どおりの家を建てられるのが大きな魅力です。

さらには、地元に根付いた工務店であれば密な関わりを持ちやすいです。建築後のトラブルやリフォームなども気軽に相談できる関係性が築ける点も、工務店ならではのメリットといえるでしょう。

工務店のデメリット

工務店のデメリットは、工期が比較的長いことと、工務店によるサービスや技術力の差を見分けにくいことです。工期が長くなる理由は、パーツ選びや資材の準備などを個別対応で進めていくからです。

また技術力は、工務店によって異なるのが現状です。そのため高品質の仕上がりを期待するのであれば、依頼主自身で工務店の力量を見抜かなければなりません。

ハウスメーカーと工務店どっちを選ぶのがよい?

「費用を抑えたい」「デザインにこだわっている」など、依頼主によって希望は異なるため、ハウスメーカーと工務店のどちらを選んだ方がよいのかは一概には言えません。自分の希望を叶えられる方を選ぶことをおすすめします。

ここからは、ハウスメーカーと工務店がそれぞれどのような希望を持っている人に向いているかを説明します。

安心感があるのはハウスメーカー

ハウスメーカーには、世間的にも名が知れ渡っている企業が多く、ネームバリューによる安心感があります。そのため初めて聞く名前の工務店だと不安な方は、ハウスメーカーに依頼するのがよいでしょう。

その他にも、効率的に施工を済ませたい方や、将来的に売却して住み替えをする前提の方などに向いています。

こだわりがあるなら工務店

工務店が向いているのは、建てたい家の理想像が明確にある方です。使用する材料やパーツ選びも細かく相談できるため、期間がかかってもこだわって家を建てられます。

もちろん、予算の相談も可能です。予算を踏まえながら理想に近づけるための設計をしてくれるため、夢のマイホームを叶えたい方にはピッタリです。

まとめ

本記事では、ハウスメーカーと工務店の違いやそれぞれのメリット・デメリットについて紹介しました。予算や建てたい家の理想像によって、ハウスメーカーと工務店のどちらに依頼すればよいのかは変わります。自分の希望に合わせて、よりメリットが大きい方に依頼することをおすすめします。

 

 

著者情報

愛知県豊橋市を中心にデザイン性の高い注文住宅を手がける住宅会社「子育て安心住宅&デザインラボ」。
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