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2022.12.17 注文住宅コラム

注文住宅における住宅ローンの流れ!  注意すべきことは?

注文住宅で住宅ローンを組む際は、住宅ローン契約の流れや必要な支払を理解しておくことが大切です。「融資が始まるのは家が建ってから」という前提の下、無理のない資金計画を立てましょう。注文住宅における住宅ローンの流れをご紹介します。

注文住宅で住宅ローンを組む場合、融資を受けられるのは家が建った後です。すなわち、土地の購入や住宅建設中に必要となるさまざまな費用は、住宅ローンではまかなえません。事前にどんな支払いがあるのかを知って資金計画が滞らないよう注意しましょう。

注文住宅における住宅ローンの流れや住宅ローンの注意点を紹介します。

注文住宅での住宅ローンの流れ

注文住宅で住宅ローンを組むときは、「仮審査」「本審査」「ローン契約」「融資実行」「返済開始」の流れとなります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

1. 仮審査を受ける

注文住宅のために住宅ローンを受ける場合、まずは仮審査が必要です。タイミングとしては、ハウスメーカーに住宅プランを相談したあたりで仮審査を申し込んでおきましょう。

仮審査では本人確認書類や収入を確認できる書類の、借入額の目安の記入も必要です。ハウスメーカーとも相談して、住宅建設にかかる費用の概算を出してください。

仮審査の結果は、約1週間かかるケースがほとんどのようです。タイミングや金融機関によっては、1~2日で結果が分かる場合もあります。

2. 本審査を受ける

仮審査が通ったら、住宅ローン契約を行うための本審査を受けます。本審査を申し込むタイミングは、土地の購入から行う人は土地の売買契約を結んだ時点、土地不要の人は工事請負契約を結んだ時点です。

そもそも住宅ローンの本審査は、売買契約や工事請負契約を結んだ後でないと受けられません。本審査では、各種書類と併せて売買契約や工事請負契約書の提示も必要です。

仮審査に通っていれば本審査に落ちることはまれです。ただし仮審査後に信用情報に瑕疵を作ってしまうと、落ちることもあります。

本審査の結果が出るのは、1~2週間後となるでしょう。

3. 住宅ローン契約

本審査に通れば、金融機関と住宅ローン契約や抵当権の設定などを行います。サインしたり押印したりする場面が多いため、書類の不備がないよう気を付けてください。

4. 融資の実行

融資が実行されるのは、注文住宅が完成した後です。融資の実行は、建築工事・登記手続きが終わっていることが条件となります。

5. 返済開始

注文住宅の引き渡しを受けた後は、設定した日にちで住宅ローンの返済を始めてください。

注文住宅における住宅ローンの注意点

注文住宅での住宅ローンは、「融資のタイミング」「資金不足」「本審査に落ちる可能性」に注意しましょう。

それぞれについて、詳しく紹介します。

1. 家が建つまでは融資が始まらない

建売住宅は住宅ローン契約後すぐに融資を受けられます。

しかし注文住宅の住宅ローンは、家が建って登記手続きが完了するまでは融資を受けられません。その間に発生する費用は出しとなるため、綿密な資金計画が必要です。

銀行が登記手続きまで待つ理由は建てた住宅を担保とするからです。建売の場合はすでに建物がありますが、注文住宅はありません。

注文住宅で資金計画を立てるときは、「工事請負契約から銀行融資が受けられるまでに必要となる資金をどうやって支払うのか」をきちんと考えておかなければなりません。

 2. 資金がないときは「つなぎ融資」が必要

工事請負契約から建物の引き渡しまでには、「手付金」「工事着手金」などの支払が必要です。「住宅ローン融資が入るまではお金を払えない」というは、つなぎ融資を検討してください。

つなぎ融資とは、住宅ローン融資が始まるまで受けられる一時的な融資です。かかった費用は住宅ローンで一括返済できるため、自己資金が不足している人でも注文住宅を立てやすくなります。

「やや金利が高め」「住宅ローン控除の対象外」という点を理解した上で、必要な借入額を設定しましょう。

注文住宅完成までに必要な費用

注文住宅を建てると決めた場合、土地購入から物件引き渡しまでには以下のような費用が必要となります。

・土地購入時:土地取得代金(「手付金」「残金決済」の2回に分けて支払う)
・契約時:工事手付金(住宅価格の5~10%)
・工事請負契約後:工事着手金(住宅価格の30%)
・上棟時:中間金・上棟金(住宅価格の30%)
・引き渡し時:最終決済:住宅価格から工事手付金・上棟金を差し引いた残り

上記はあくまでも目安ですが、最終決済までに住宅価格の約70%を用意しておかなければならない計算です。

つなぎ融資を利用すれば、最終決済をのぞく全ての費用をカバーできます。

3. 本審査に不安がある場合は「住宅ローン特約」を

万が一本審査に落ちた場合、工事の中断は可能です。しかし支払った手付金は戻ってきません。「家が建たないのにお金を取られるなんて」と理不尽な思いをすることになります。

これを避けるためにおすすめなのが、住宅ローン特約です。「住宅ローン審査に落ちたら契約は無かったことにする」という特約を付けておけば、審査に落ちても手付金は返ってきます。故意に与信に傷を付けるような行為をしない限り、契約は有効です。

注文住宅の住宅ローンの流れを理解しよう

注文住宅の住宅ローンで融資を受けられるのは、物件の引き渡しが行われてからです。契約地や工事中に必要となるさまざまな費用については、自己資金で対応するかつなぎ融資を利用するしかありません。

途中で支払が滞ることのないよう、土地の取得から物件の引き渡しまで綿密な資金計画を立てることが大切です。

注文住宅の住宅ローンの流れを理解し、スムーズな工事を目指しましょう。

 

著者情報

愛知県豊橋市を中心にデザイン性の高い注文住宅を手がける住宅会社「子育て安心住宅&デザインラボ」。
愛知県豊橋市、豊川市、新城市、田原市、蒲郡市、北設楽郡、岡崎市、幸田町、西尾市、安城市、知立市、刈谷市、そして静岡県湖西市、およびその近郊と広い地域で対応しています。
豊橋市近郊での注文住宅に関わる情報発信、イベント情報、建築中の現場情報、スタッフの近況など、お客様に向けた情報発信をしています。

 

 

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