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2024.05.27 注文住宅コラム
C値・UA値って何?いまさら聞けない高気密・高断熱の基礎知識
家を建てるときには、デザインや間取りだけでなく、建物の性能も大変重要です。
どんなにカッコいい家を建てても、夏の暑さや冬の寒さに悩まされたり、
エアコンが効きづらくて光熱費が余計にかかったりしたのでは、長く快適に住まうことはできません。
そこで最近は、「高気密・高断熱」という言葉をよくきくようになりました。
【なぜ、最近「高気密・高断熱」が注目されるようになったのか】
しかし、なぜ最近になって住宅性能が注目されるようになったのでしょうか?
実は、この背景には、全世界の取り組みである「カーボンニュートラルの目標達成」が大きく関係しています。
カーボンニュートラルとは、
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量と吸収量の差がプラスマイナスゼロとなることを示します。
日本政府は、2020年に「2050年までにカーボンニュートラルを実現する」ことを宣言しました。
では、なぜカーボンニュートラルが必要なのでしょうか。
それは、近年、全世界でさまざまな気象災害が発生しているからです。
日本国内でも、ゲリラ豪雨や巨大台風、酷暑などによる被害がここ数年頻発しています。
このままいくと、自然の生態系や産業・経済活動への影響が生じることになるでしょう。
気候変動の原因となっている温室効果ガスは、経済活動や日常生活によって排出されます。
将来も安心して暮らせる持続可能な社会をつくるには、今からカーボンニュートラルの実現に向けて取り組む必要があるのです。
この目標を達成するためには、住宅部門における省エネルギー化が不可欠です。
日本の家庭部門のエネルギー消費量は、
全体の約15.8%(2020年度・資源エネルギー庁「総合エネルギー統計」の調査より)を占めています。
この割合を減らすためには、新築住宅の断熱性能を高めることが重要な鍵です。

【高気密高断熱の家づくり】
高気密高断熱の住宅は、冷暖房の効率を高め、エネルギー消費量を大幅に削減することができます。
また、住宅の省エネ性能を高めることは、住まう人の健康や快適性の向上にもつながります。
こうした背景から、住宅性能を表すC値やUA値が注目されるようになりました。
これらの指標を比較することで、住宅の性能の優劣を見極めることができ、
地球環境に優しく、住まう人にとっても快適な住宅を実現することができます。
では、C値とUA値は具体的にどのような意味を持つのでしょうか?ここからは、
高気密・高断熱の基礎知識について、わかりやすく解説していきます。
【高気密とはどういう意味か】
住宅の気密性能とは、住宅の隙間を少なくし、外気の侵入を防ぐことを指します。
気密性能を担保しないと、次のような問題が生じます。
・建物の隙間から暖気や冷気が入り込み、夏は暑く、冬は寒くなる
・内部結露によって、家の寿命が短くなる
・隙間が多いと雨漏りの原因になる
・隙間から空気が出入りするので換気システムが十分に機能せず、健康被害の原因になる
逆に、気密性能が高い「高気密」の家は、冷暖房の効果を高め、快適な室内環境を維持しやすくなります。
【C値とは何か】
気密性を表す指標としては、C値(相当隙間面積)が用いられます。
つまりC値とは、「家の大きさに対して、どれくらいの隙間があるか」を表す数値で、
住宅の隙間の合計面積を表し、単位は㎠/㎡(平方センチメートル毎平方メートル)です。
C値が小さいほど、気密性が高いことを示します。
例えばC値が2.0㎠/㎡で、延床面積が100㎡の場合、家の隙間面積は200㎠。
つまり、家に約14cm角の穴があいていることになります。
気密性を高めるためには、建物の隙間を減らす工夫が必要です。
具体的には、サッシやドアの気密性能を高めたり、
壁や床、天井などの隙間をシーリング材で埋めたりする方法があります。
また、気密測定を行い、隙間の位置を特定して対策を施すことも効果的です。
【C値はもう古い?】
住宅の性能を示す基準には、「ZEH基準」や「次世代省エネ基準」、
「 HEAT20基準」など、さまざまな種類がありますが、
実は、C値はこれらのすべてにおいて必要項目に含まれていません。
そのため、中には「C値はもう古い」という業者さんもいます。
しかし、気密性能が低い家で断熱性能をどれだけ良くしても、断熱効果は得られません。
また、上記に挙げた問題も生じてきます。
そのため、住宅の気密性能は断熱性能とセットで考え、
どちらもバランスよく備わっている家を選ぶことが重要です。
【高断熱とはどういう意味か】
一方、断熱性能とは、外気と室内の温度差をできるだけ減らし、
外からの冷気や熱が家の中に入りにくくする性能のことです。
断熱性能が高い住宅は、冷暖房の効果を高めることができ、省エネルギーにもつながります。
高断熱を実現するためには、断熱材の選択が重要です。
断熱材は、外部と接する外壁や屋根、基礎に施工するのが一般的です。
壁の断熱には外断熱と内断熱の2種類があり、家断熱は柱の間に断熱材を入れて断熱層を作ります。
一方、外断熱は、建物の外壁の内側(柱の外側)に断熱材を入れて、
断熱層を作る方法で、内断熱よりも外断熱のほうが費用が割高になります。
最近では、内断熱と外断熱の両方を施工する「ダブル断熱」の住宅も出てきています。
また、断熱性能を高めるには、窓や玄関ドアなどの開口部の断熱も重要です。
サッシに複層ガラスや樹脂窓、断熱玄関ドアなどを採用することで、
開口部からの熱損失を抑えることができます。
さらに、柱や梁など、断熱材が施工しにくい部分では、熱が伝わりやすくなります。
これを防ぐために、断熱材を連続的に施工したり、熱伝導率の低い材料を用いたりする工夫が必要です。

【UA値とは何か】
UA値は、住宅の熱損失係数を表す指標です。熱損失係数とは、住宅全体の断熱性能を示す値で、
単位は(W/㎡・K)(ワット毎平方メートル毎ケルビン)です。
UA値が小さいほど、断熱性能が高いことを意味します。
平成28年に定められた「省エネルギー基準」では、
地域区分に応じてUA値の基準が定められています。
例えば、最も寒い地域区分1では、UA値を0.46(W/㎡・K)以下とすることが求められています。
UA値は、住宅の各部位(屋根、壁、床、開口部など)の断熱性能を考慮して算出されます。
各部位の断熱性能は、熱貫流率(U値)で表されます。
U値は、材料の熱伝導率と厚さから計算され、単位は(W/㎡・K)です。
U値が小さいほど、断熱性能が高いことを示します。
UA値を小さくするには、各部位の断熱性能を高める必要があります。
具体的には、断熱材の種類や厚さを適切に選択したり、
熱橋(ヒートブリッジ)となる部分を減らしたりする工夫が求められます。
ちなみに、熱橋とは、建物の中で熱を伝えやすい部分のことです。
【高気密高断熱の家をつくるには】
高気密高断熱の家をつくるには、設計段階から気密性と断熱性を考えることが重要です。
具体的には次のような対策を講じる必要があります。
1. 適切な断熱材の選択と施工
2. 開口部の気密性と断熱性の確保
3. 熱橋対策の徹底
4. 気密測定の実施と隙間の処理
5. 計画的な換気設備の設置
これらのポイントを踏まえ、住宅の性能を総合的に高めることが大切です。
また、高気密高断熱の家づくりには、専門的な知識と技術が必要です。
信頼できる工務店や設計事務所を選んで、適切な設計と施工をしてもらうことが大切です。
【まとめ】
長く安心・快適に住まう家を建てるには、住宅性能を高める必要があります。
そのためには、気密・断熱性能がバランスよく備わった高気密高断熱の家づくりが必須です。
「子育て安心住宅&デザインラボ」では、
高気密高断熱の家を子育て世代の皆様にも手の届く価格でご提供しています。
家づくり計画の際にはぜひお気軽にご相談ください。
著者情報
愛知県豊橋市を中心に、デザイン性とともに丈夫かつ住みやすさにこだわった注文住宅を手掛ける住宅会社です。
耐震等級3を標準仕様とし省エネZEH対応も可能、土地探しから理想の家づくりまでお手伝いします。
<施工エリア>
・愛知県
豊橋市 / 豊川市 / 新城市 / 田原市 / 蒲郡市 / 北設楽郡 / 岡崎市 / 幸田町 / 西尾市 /
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湖西市/およびその近郊
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