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2024.02.09
中庭のある家の間取りって?メリット・デメリットも併せて解説
![](https://www.kosodate-designlab.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/IMG_2347-scaled.jpeg)
夢のマイホームを建てる際に、憧れだった中庭を設けたい方は多いのではないでしょうか。
住宅に中庭があると「明るく開放的な空間になる」
「近隣からの目を気にせずリラックスできる」「風通しが良くなる」など、さまざまなメリットがあります。
しかし中庭を設けることで、どのような間取りになるのか想像が難しいかもしれません。
本記事では、中庭のある家の間取りはどのようになるのか、
また中庭を造るメリット・デメリットを解説するので、
中庭を設けたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
中庭とは?
中庭とは、建物や壁に囲まれた庭のことを指します。
一般的な庭のように、道路や隣家などに面していないプライベート空間なのが特徴です。
戸建て住宅の場合、中庭を造ると、ロの字型やコの字型、L字型の建物になることが多いです。
ロの字型の建物に造られた中庭は、完全に建物に囲まれたプライベート空間になります。
また、コの字型のように一片の壁がない場合は、
ある程度のプライベート空間は確保しつつも開放感を演出できます。
中庭は子どもの遊び場や、BBQ・DIY・ガーデニングなどの趣味のスペース、
家族団らんの空間など、幅広く活用することが可能です。
中庭を造るにはどのくらいの広さが必要?
中庭を造るのに必要な土地の広さは、中庭の用途によって異なります。
例えば家族4人でティータイムを過ごしたい場合であれば、
約6畳の平均的な広さがあれば十分ですが、
子どもがのびのびと走り回って遊ぶには12畳以上は必要になってきます。
反対に採光と換気が目的であれば、コンパクトな広さでも十分です。
何を目的に中庭を造るかによって必要な面積は異なるので、
まずはイメージを膨らませて、どのくらいの広さがあれば十分なのかを考えてみることが大切です。
中庭を造るメリット
中庭を造るメリットとして、大きく4つのポイントが挙げられます。
中庭により得られるメリットが、あなたの求めるものかどうか確認しましょう。
家全体が明るく風通しが良くなる
中庭を設けることで開口部が増え、光や風を室内に取り入れやすくなるため、
家全体が明るく風通しの良い建物になります。
住宅密集地で隣家と距離が近く、十分な採光・通風を確保しにくいケースでも、
中庭があれば過ごしやすい環境を作れます。
例えばロの字型の中庭を設けた場合、
中庭に面している全ての部屋に満遍なく光と風が入るようになるので、
部屋の方位や周辺環境に左右されない快適な部屋造りが可能です。
プライベートな庭を確保できる
自宅に囲まれた中庭は、隣家や通行人の目が気にならないプライベートな空間です。
道路に面して開けた庭の場合、周辺住民の目が気になって、落ち着いて過ごしにくいでしょう。
しかし中庭であれば、全方位もしくは2~3方が壁に覆われているため、
プライバシーを確保しながら、お茶やBBQ、DIYなど楽しい時間を過ごせます。
また洗濯物を周囲の目を気にせず干せるのもメリットです。
開放的な空間を演出できる
中庭があることで、開放的な空間を演出できるのもメリットです。
例えばリビングと中庭をつなげて大開口の窓を設置すれば、
実際の面積よりも部屋が広くなったかのように感じられます。
他にも玄関を開けてすぐに中庭が見えるように窓を設けると、
家へ入った瞬間に、空間の広がりを感じるデザインになります。
実際よりも広く感じられる空間を演出できれば、
限られた敷地でも窮屈に感じることなく、快適に過ごしやすい家を建てることが可能です。
防犯性に優れている
大きな開口部を中庭側に設けることで、高い防犯性を得られるのもメリットです。
隣家や道路に面した部分に、人が出入りできるような大きな窓があると、
どうしても盗難や覗きなどの被害に遭うリスクが発生します。
しかし大きな開口部が中庭側にあれば、
外からの侵入は難しくなるため、採光・通風を確保しつつも安全性を高められます。
特に大きめの窓が多くなる平屋は防犯面で不安なため、
中庭を設けるのがおすすめです。
中庭を造るデメリット
中庭を造るメリットがある一方で、いくつかデメリットも存在します。
家造りで後悔しないためにも、デメリットを把握しておきましょう。
建築費が高額になる
建築コストが高まるため、費用が高額になりやすいのはデメリットでしょう。
中庭を設けるには、ロの字型やコの字型など複雑な形状の家にする必要があります。
建物は凸凹が増えるほど多くの建築資材が必要です。
また作業の工数が増えることから、
同じ大きさの住宅でも中庭のない家よりも建築費用が高くなってしまいがちです。
建築コストは、ロの字型>コの字型>L字型の順に高くなるので、
どのような間取りで中庭を設けるのかは、予算と相談しながら決めましょう。
居住スペースを削る必要がある
中庭のスペースを造る分、どうしても居住スペースが削られてしまうのが難点です。
例えば6畳の中庭を造るということは、本来ならリビングや書斎、子ども部屋などのスペースが、6畳分狭くなってしまうということです。
また2階建ての場合であれば、1階+2階の12畳分のスペースを消費する計算になります。
中庭を造ることで部屋が狭くなり不便にならないか、家族やハウスメーカーとよく相談した上で中庭を造りましょう。
メンテナンスが必要になる
いつまでも美しい状態を保つために、定期的なメンテナンスが必要なのもデメリットです。
例えば中庭に植えた木の落ち葉を掃除したり、芝生の手入れをしたりしなくてはなりません。
他にもウッドデッキの再塗装や窓の掃除など、中庭があることで増えるメンテナンスもあります。
これらにかかる手間や費用は欠かせないものなので、事前に把握しておきましょう。
メンテナンスが少なくて済むように、
外壁やデッキを耐久性の高い素材で造るというような工夫が施された中庭にするのも、一つの手です。
まとめ
中庭を造ると家全体が明るくなったり、プライベート空間を確保できたりとメリットが多くあります。
一方で、建築費が高額になる、居住スペースが減るといったデメリットもあります。
メリットとデメリットの両者を把握した上で、中庭を造るか検討しましょう。
また中庭を設ける間取りによって暮らしやすさや快適さが異なるので、どのような間取りにするのが理想的か考えることも大切です。
著者情報
愛知県豊橋市を中心にデザイン性の高い注文住宅を手がける住宅会社「子育て安心住宅&デザインラボ」。
愛知県豊橋市、豊川市、新城市、田原市、蒲郡市、北設楽郡、岡崎市、幸田町、西尾市、安城市、知立市、刈谷市、そして静岡県湖西市、およびその近郊と広い地域で対応しています。
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