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2024.10.10 注文住宅コラム
失敗しない!室内ドアの選び方
室内ドアは、住まいの快適性や機能性に大きな影響を与える重要な要素です。
また、2つの空間を仕切るものなので、どちらの空間ともイメージが合うものにする必要があり、
それに失敗すると、インテリア全体のイメージダウンにもなりかねません。
ベストな室内ドアを選ぶことで、空間の有効活用はもちろん、家族の生活スタイルに合わせた理想の住環境を創り出せます。
そこで、室内ドアの種類や素材、選び方のポイントについて詳しく解説していきます。
◾️室内ドアの種類と特徴
室内ドアには様々な種類があり、それぞれに特徴があります。主な種類とその特徴をみていきましょう。
1. 開き戸
ドアノブを回して開閉する従来型のドアで、最も一般的な室内ドアのスタイル。使い勝手が良く、気密性も高いのが特徴です。
ただし、開閉時にスペースを取るため、狭い場所には不向きな場合があります。
2. 引き戸
壁に沿って横にスライドして開閉するドアです。開閉時のスペースを取らないため、狭い場所や車いす利用者のいる家庭に適しています。
また、好きな加減で扉の開き具合を調節できるため、風通しの調整もできます。全開することで、空間を広々と使えるメリットもあります。
3. 折れ戸
ドアパネルが折りたたまれるように開閉する形式です。引き戸と同様にスペースを取らず、狭い場所に適しています。
クローゼットなどの収納スペースによく用いられます。
4. アコーディオンドア
ジャバラ状に折りたたんで開閉するドアです。折りたためる分、開口部が大きくなり、空間を柔軟に仕切るのに適しています。

◾️室内ドアの素材選び
ドアの素材選びも重要なポイントです。主な素材とその特徴を紹介します。
1. 木製ドア
木製ドアには自然の温かみと高級感があり、多様な内装に調和しやすいのが特徴です。ただし、湿気への配慮が必要です。
木製ドアには、無垢材と突板の2種類があります。
「無垢材」とは、木材をそのまま1枚の板に加工した素材です。
「突板」は、無垢材を薄くスライスして、集成材など他の木材に貼り付けた素材です。
どちらも天然の木を使用しているので、色合いや木目が1枚ずつ微妙に異なります。
突板は天然木の風合いを活かしつつ、無垢材よりもコストを抑えて生産できるため、家具や建具の素材として広く利用されています。販売価格も無垢材より手頃です。
2. スチールドア
耐久性に優れ、メンテナンスが容易です。防音性能も高く、セキュリティ面でも安心です。
デザイン面では木製に比べてやや劣りますが、塗装によって様々な表情を演出できます。
3. アルミドア
軽量で扱いやすく、耐久性も高いのが特徴です。モダンな印象を与えるため、現代的なインテリアに適しています。
ただし、冷たい印象を与える場合もあるので、内装との調和に注意が必要です。
4. 樹脂ドア
軽量で耐水性に優れ、メンテナンスも容易です。価格も比較的安価で、様々なデザインや色を選べるのが魅力です。
ただし、強度面では木製やスチール製に劣る場合があります。
5. ガラス入りドア
ドアの一部または全体にガラスを使用したタイプです。室内に光を通し、開放感を演出できます。
プライバシーを考慮して、すりガラスや模様入りガラスを選ぶこともできます。
◾️室内ドアを選ぶ際のポイント
室内ドアを選ぶ際は、次のポイントをチェックしましょう。
1. 部屋の用途と開閉スペース
まず、ドアを設置する部屋の用途を考えましょう。例えば、リビングと和室をつなぐ場合は、大きく開けられる引き戸が適しています。
狭い廊下や小さな部屋では、スペースを取らない引き戸や折れ戸が有効です。
2. デザインと内装との調和
ドアは部屋の印象を大きく左右します。フローリングや壁紙、家具などの内装との調和を考えて選びましょう。
例えば、和風の空間には木目調の引き戸、モダンな空間にはガラス入りのスチールドアにするなど、全体の雰囲気に合わせた選択が大切です。
3. 遮音性能
プライバシーの確保や静かな環境を作るために、遮音性能も重要なポイントです。
特に、寝室やテレビを見る部屋、リモートワークスペースなどでは、遮音性に優れたドアを選ぶことをおすすめします。
4. 断熱性能
冷暖房効率を高めるために、断熱性能の高いドアを選ぶことも有効です。
特に、外気温の影響を受けやすい部屋や、冷暖房をよく使う部屋では、
断熱性能の高いドアを選ぶことで、エネルギー効率の向上とコスト削減につながります。
5. メンテナンス性
長期的な使用を考えると、メンテナンスの容易さも重要な選択基準になります。
例えば、木製ドアは美しい外観が魅力ですが、定期的なケアが必要です。一方、樹脂製やスチール製のドアは比較的メンテナンスが容易です。
6. バリアフリー対応
将来的な家族の変化を考慮して、バリアフリー対応のドアを選ぶことも大切です。
引き戸や折れ戸は開閉が容易で、車いすでの通行にも適しています。また、ドアノブの形状や高さにも注意を払いましょう。
7. 採光と通気性
室内の明るさや空気の循環が特に必要な場合には、ガラス入りドアや通気口付きのドアを選びましょう。
例えば、窓の少ない部屋や廊下では、ガラス入りドアを使用することで、自然光を取り入れ、開放感を演出できます。
8. コストと耐久性
予算と長期的な使用を考慮し、コストと耐久性のバランスを取ることが重要です。
初期費用が高くても、耐久性に優れたドアを選ぶことで、長い目で見るとコスト削減につながる場合もあります。

◾️機能性も重視した選択を
室内ドアは、デザイン性だけでなく、機能面も重要です。
日々使用するものだからこそ、使い勝手の良いドアを選びたいもの。おすすめの機能をいくつかご紹介します。
・ハイドアタイプで開放感を演出
上部の壁がないハイドアタイプは、ドアを閉めている時はすっきりとした印象を、開いている時は開放感のある空間を演出できます。
高級感も加わり、洗練されたインテリアを目指す方に人気です。
・上部レールでお掃除ラクラク
引き戸を選ぶ際には、レールが床ではなく天井にあるタイプがおすすめです。
床のレールはホコリがたまりやすいですが、天井ならお掃除の手間が軽減されます。
また、将来的に車椅子をお使いになる可能性を考えると、上部レールは段差がないため、スムーズな移動が可能です。
バリアフリーの観点からも優れた選択肢です。
・ソフトクローズ機能で安全・安心
小さなお子様がいるご家庭には、引き戸のソフトクローズ機能がおすすめ。
この機能によって、ドアの急激な閉まりを防ぎ、指をはさむリスクを軽減できます。
また、衝撃を和らげることでドアの耐久性も向上し、安全性と耐久性を両立できます。
◾️こんな部屋にはこんなドアがおすすめ!
●リビングに適した室内ドア
リビングはテレビを置いたり、家族やゲストとの団らんを楽しんだりする場所のため、気密性が高く、音漏れが少ない開き戸が向いています。
ガラスが入ったデザインの開き戸は開放感があり、空間に奥行き感も生まれます。
ただし、子どものいるご家庭では、ガラスが割れてしまうと危険なため、ガラスの代わりにポリカーボネートを用いることをおすすめします。
●トイレに適した室内ドア
トイレに適したドアは、片開きタイプの開き戸や片引きの引き戸です。
トイレを使用しているときにわかるように、表示錠や明り窓を設置するのが望ましいです。
片開きタイプの開き戸は気密性が高く、臭いや音漏れが抑えられることがメリット。
また、内開きにすると、万が一、トイレ内で倒れたときに救助に支障をきたすため、外開きにするのが基本です。
ただし、廊下が狭いとドアを開けたときに、廊下を通る人にぶつかってしまう可能性がある点に注意しましょう。
片引きタイプの引き戸は高齢者にとって開閉の負担が少なく、開けた状態のままにしやすいといったメリットがあり、
トイレを含めてバリアフリー化したい場合に向いています。
●部屋の区切りに適した室内ドア
隣の部屋と空間を区切るために用いる室内ドアは、状況に応じて次のようなタイプを選ぶのがおすすめです。
・個室としてプライバシーを重視したい・・・
個室としてのプライバシーを重視する場合には、片開きタイプの開き戸がおすすめ。
開き戸は気密性が高く、引き戸・吊戸よりも音漏れが少ないので、遅くまで起きていても音が隣室に響きにくく、灯りが漏れることもありません。
・隣接する2部屋を一体化して使うことがある・・・
2~3枚の片引きタイプや引分タイプの引き戸・吊戸が向いています。特に吊戸は床面にレールがないため、すっきりとした印象になります。
・和室と洋室の間仕切りとして室内ドアを設けたい・・・
ふすまや障子戸が向いています。ふすまは和室側には襖紙、洋室側には壁紙や木質系の素材を貼ることで、各部屋の雰囲気に合った仕上がりにできます。
また、障子はシンプルでモダンなデザインのものであれば洋室にもフィットします。アルミ製で強化された樹脂障子紙を用いれば、メンテナンスも楽にできます。
●高齢者や幼児の住むご家庭向けの室内ドア
高齢者や幼児が暮らす家では、開き戸よりも引き戸や吊戸の方が開閉の負担が少なくて済みます。
なぜなら、開き戸は開閉時に身体を前後に動かす必要があり、扉を押さえながら出入りしなければならないからです。
さらに、床面にレールがある引き戸よりも、上部にレールのある吊戸の方が、つまずくリスクを軽減できます。
また、引き戸は開けた状態のままにしておきやすいため、幼児や介護が必要な高齢者の家族を見守りやすいのもメリットです。
また、開き戸の取っ手の選び方も重要です。「握り玉」という円柱状のタイプよりも、最近主流のレバーハンドルの方が、弱い力でも開閉しやすいので便利です。
◾️まとめ
室内ドアは、単なる仕切りではありません。お部屋の雰囲気を決める重要な要素であり、家族の暮らしやすさにも大きく影響します。
さらに、断熱性能の高いドアを選べば、省エネにもつながります。環境に配慮した選択にもなりますね。
そして。デザイン性も大切です。お部屋の印象を決める重要な要素だからこそ、内装との調和を考えながら、自分らしい室内ドアを選びましょう。
著者情報
愛知県豊橋市を中心に、デザイン性とともに丈夫かつ住みやすさにこだわった注文住宅を手掛ける住宅会社です。
耐震等級3を標準仕様とし省エネZEH対応も可能、土地探しから理想の家づくりまでお手伝いします。
<施工エリア>
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