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2024.08.15 注文住宅コラム

「エヴォルツ」の制震効果をデザインラボで体感!

日本は地震大国。いつ、どこで大地震が起きてもおかしくない状況です。
2016年の熊本地震では、同一地点で震度7が2度観測されました。
これは観測史上初めてのことで、その後も繰り返しの揺れによって住宅が倒壊に至ったケースが多くみられました。
さらに、今年の元旦に起こった能登半島地震では、震度7の本震後、震度5を超える地震が繰り返し発生。
住宅被害は7万6000棟に上り、死者の約8割が家屋の倒壊で亡くなったといわれています。
では、繰り返しの揺れから建物を守るには、どうしたらいいのでしょうか。
それを解決してくれるのが、今回ご紹介する木造住宅向けの制振ダンパー「evoltz(エヴォルツ)」です。

◾️地震から建物を守るには

まずは、建物の地震対策について整理しておきましょう。
地震の揺れから住まいを守るには、①建物の構造の耐震性能を高める「耐震」、
②地震の揺れが建物に伝わらないようにする「免震」、
そして、③地震の揺れを制御する「制震」という3つの方法があります。
「免震」は、建物自体を地面から浮かせて揺れが伝わらないようにする方法で、
高額な費用がかかるため、あまり一般的ではありません。
「耐震」は、建物の構造自体の強度を高める方法ですが、繰り返しの揺れを長期的に受けていると、
木部のひび割れなどが免れません。そのため、最近では「耐震」と「制震」をセットで導入し、
地震に強い家づくりを行うケースが増えてきました。

◾️巨大地震後に続く小さな揺れに要注意

地震の被害は、巨大地震によってもたらされるだけではありません。
東日本大震災や熊本地震、能登半島地震といった巨大地震が起こった後は、大小の余震が数年間にわたって続きます。
巨大地震でダメージを受けた家に余震が加わると、建物に追加の損傷をもたらし、倒壊の引き金になる恐れがあります。

巨大地震の余震以外でも、近年は震度4以下の小さな揺れが各地でよく報告されていますが、
こうした揺れの繰り返しは、住宅に悪影響を及ぼします。繰り返される振動によって住宅の基礎や構造体に小さなひび割れが生じ、
割れが徐々に大きくなって、建物の構造に予期せぬ問題を引き起こしかねません。
そこで重要となってくるのが、巨大地震だけでなく、繰り返しの地震の揺れも継続的に制御する「制震」のための装置です。

◾️制振ダンパー「エヴォルツ」とは

建物の耐震性を高めるだけでは、地震対策が万全とは言えません。
前述のように、大きな揺れはもちろん、繰り返しの小さな揺れからも建物を守るには、
地震の揺れに耐えるだけでなく、建物に揺れが伝わらないように、揺れを吸収する「制振」の機能が重要なのです。
制振ダンパー「evoltz(エヴォルツ)」は、そのために開発された製品です。
evoltz(エヴォルツ)は、静岡県浜松市に本社がある千博産業と、
世界有数の自動車メーカーが採用するドイツの「ビルシュタイン社」が連携して開発した製品。
自動車のショックアブソーバーの原理をベースに、木造住宅の制振装置として世界レベルの高性能、高品質を実現しました。
ショックアブソーバーとは、道路の凹凸による振動から車を守る装置のことで、衝撃やスプリングの上下運動を吸収して、減衰させる働きがあります。

◾️耐震+制振で地震の衝撃を2分の1に軽減

evoltz(エヴォルツ)は、揺れの大小に関わらず、建物への衝撃(地震エネルギー)を受け止め、熱に変えて吸収します。
建物の構造躯体が損傷しないようにするには、地震エネルギーを吸収するだけでなく、揺れに抵抗する力も必要です。
それを可能にしたのが、「バイリニア特性」という独自の技術です。

一般的な制振装置は、揺れが大きくなったときに制振機能が働きますが、evoltz(エヴォルツ)は、
自動車などに使われているショックアブソーバーの原理を利用し、揺れ始めた瞬間から制振効果を発揮します。
そして、地震の衝撃を2分の1に抑えることが可能です。衝撃を小さくすることで揺れの速度、揺れ幅も小さくなります。

小さな揺れから大きな制振性能を発揮し、建物の構成部材が地震で傷むことを防ぎます。
繰り返し訪れる大地震の余震にも効果が高く、バランスよく揺れを吸収し、地震力を一点に集中させないようにします。
また、台風、暴風などの揺れにも効果を発揮します。

たとえ耐震等級3の住宅でも、地震の振動を受け続けると、徐々に接合部分がゆるんでいきます。
それに対して、evoltz(エヴォルツ)を採用した住宅は、繰り返しの揺れが生じても制振性能が低下することなく、
揺れのエネルギ−を吸収し続けます。そのため、建物の強度を維持し続けることが可能です。
また、さまざまな温度環境での試験や、100万回衝撃を与えて減衰力を計測する実験など、
過酷な条件の製品試験を実施し、試験後もほぼ変わらぬ性能を維持することが実証されています。

◾️軽量・コンパクトで施工時間も短縮

多くの制振装置は設置の融通性が制限されているのに対し、evoltz(エヴォルツ)はコンパクトで、
設置箇所の自由度が高く、あらゆる木造住宅に設置が可能です。「木造軸組工法」「2×4工法」などあらゆる木造住宅の新築はもちろん、
リフォームや増築、既存住宅の耐震リフォームにも対応可能。古民家や寺社などの歴史的建造物にも導入することができます。

制振ダンパーは、建物の梁や柱に取り付けて地震の揺れを吸収します。例えば、延べ床面積約40坪の建物だと12本程度が標準になります。
ただし、建物形状が複雑なものや、吹き抜けのある建物、3階建ての場合はやや多めに必要になることがあります。

evoltz(エヴォルツ)は軽量・コンパクトなため、施工がしやすく、1本の施工時間は1人工で約5分、6本施工で30分が標準です。
配置は、メーカーに平面図、立面図、矩計図、仕様書の情報を提供すると、
「限界耐力計算」のシミュレーションによって適切な設置本数、配置を提案してくれるので、
それに基づいて施工することで確実な効果を発揮できます。

◾️メンテナンスフリーで20年保証付き

上下逆さまでも水平でも、どんな姿勢でも同じ性能を発揮するevoltz(エヴォルツ)は、
過酷な状況の中で耐久性を信頼性が求められる『モータースポーツ』の技術が活かされています。
evoltz(エヴォルツ)は、新築の場合は上棟後に設置するのですが、断熱材や壁の中に入れられて最終的には見えなくなるので、
メンテナンスフリーで、制振の効果を損なわないようになっています。
また、20年の製品保証・マイナス20℃から80℃までの温度保証付きで、高耐久が担保されています。

◾️デザインラボでevoltz(エヴォルツ)の効果を実感

上記のような理由から、デザインラボではevoltz(エヴォルツ)を標準仕様として採用するようになりました。
つまり、これから当社で建てるお宅にはもれなくevoltz(エヴォルツ)が備わっているため、
巨大地震にも繰り返しの地震にも強いマイホームを実現できます。

当社では、evoltz(エヴォルツ)の素晴らしい性能を実際に体感していただきたいという強い想いから、
このほどオフィスの倉庫をリニューアルし、evoltz(エヴォルツ)の体感コーナーを新設しました!

エヴォルツを実際に体感したお客様に、evoltz(エヴォルツ)ありの場合となしの場合の揺れを比べていただいたところ、
「揺れの違いに感動した!」「制振装置の重要性を改めて感じた」と、さまざまなご感想をいただきました。
evoltz(エヴォルツ)を体感してみたい方は、無料相談からぜひお気軽にお問い合わせください。

 

著者情報

愛知県豊橋市を中心に、デザイン性とともに丈夫かつ住みやすさにこだわった注文住宅を手掛ける住宅会社です。
耐震等級3を標準仕様とし省エネZEH対応も可能、土地探しから理想の家づくりまでお手伝いします。
<施工エリア>
・愛知県
豊橋市 / 豊川市 / 新城市 / 田原市 / 蒲郡市 / 北設楽郡 / 岡崎市 / 幸田町 / 西尾市 /
・静岡県
湖西市/およびその近郊

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