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2024.07.26 注文住宅コラム

よく考えないと後悔のもと!ウォークインクローゼットの10の落とし穴

せっかく注文住宅で家を建てても、実際に暮らし始めてから後悔したというケースもあります。
なかでも多いのが、「収納」に対する不満です。
最近は新築時にウォークインクローゼットを設ける人が多いのですが、よく考えないと後悔のもとになってしまいます。
そこで、ウォークインクローゼットの失敗例と、失敗しないための注意点をご紹介します。
しっかりプランして、使い勝手のいいウォークインクローゼットを実現しましょう。

◾️ウォークインクローゼットのメリット

ウォークインクローゼットとは、人が中に入れる衣類収納スペースのこと。
壁面クローゼットや押し入れ、タンスなどと比べて、次のようなメリットがあります。まずはメリットをよく理解しておきましょう。

・いろんなものをまとめてしまえる

広さに余裕があるので、洋服だけでなくバッグやアクセサリーなども一緒に収納でき、身にまとうものをまとめて管理できます。

・衣替えが不要

シーズンオフの衣類も一緒にしまっておけるため、衣替えが不要です

・内部でコーディネートができる

ウォークインクローゼット内に姿見をセットしておくと、そのスペース内で衣類やアクセサリーを組み合わせて、トータルコーディネートが可能です。

・プライバシーを確保できる

スペース内で着替えることができるので、部屋に脱いだ衣類が散らかりせん。入り口にドアやカーテンを設けておけば、プライバシーを確保できます。

・部屋の中がスッキリする

ウォークインクローゼットは入り口のみが部屋から見えるので、壁面にクローゼットを設けるよりも室内がスッキリとした印象になります。
また、部屋の壁面も有効に使えます。

◾️ウォークインクローゼットの種類

ウォークインクローゼットは、内部のレイアウトによって次の種類に分かれます。

<内部のレイアウトによる種類>

・I型
一列に並べて収納するタイプ。省スペースで費用を抑えられます。
しまってある洋服が見やすく選びやすいものの、収納力はあまりありません。

・Ⅱ型
壁の両側が収納スペースになっているタイプで、2畳程度の空間に向いています

・L型
収納スペースがL型になっているタイプ。2畳未満の空間でも収納量を確保できます。

・コの字型
入口以外の壁のすべてを収納スペースとして利用するタイプ。最も収納量をたくさん確保できますが、ある程度広さがないと使いづらくなります。

また、用途別にみると、次のような種類があります。

<用途別の種類>

・ウォークインタイプ
中を歩くことができる一般的なウォークインクローゼットです。

・ウォークスルータイプ
入り口が2か所設けてあり、通り抜けができるタイプのウォークインクローゼットです。
行き来は便利ですが、入り口を2か所設ける分、収納スペースは減ります。

・ファミリークローゼット
家族で共有できる場所に設けたクローゼットで、衣類の収納がメイン。
洗濯物を各部屋に運ばなくても済みますが、家のどこに配置するかをしっかり検討する必要があります。

◾️10の失敗例と対策

次に、ウォークインクローゼットの10の失敗例と、それを防ぐための対策を項目別にご紹介します。

形が使いづらい

<失敗談>
たくさん収納できるように棚やハンガーパイプをコの字型に設けたけれど、狭すぎて着替えしづらく、衣類も取り出しにくい。

<対策ポイント>
クローゼット内部のコーディネートには、前述のようにI型、Ⅱ型、L字型、コの字型があるものの、スペースの広さと形が合っていないと、
窮屈で着替えができなかったり、衣類の出し入れが不便だったりして使いづらくなります。
スペースの広さや収納するものの内容を整理した上で、それに合った形を選びましょう。
また、既存の衣類ケースなどをしまう場合には、サイズを事前に計って、それが入るスペースを確保することも大切です。

位置が使いづらい

<失敗談>
せっかく1階にランドリーを作ったのに、しまう場所は2階の寝室のウォークインクローゼット。いちいち衣類を運ぶのが面倒で使いづらい。

<対策ポイント>
ウォークインクローゼットを設ける際には、洗濯の動線を考えて配置を決めることがポイントです。
例えば2階のバルコニーに洗濯物を干すのであれば、バルコニーと続く部屋に設けるのがおすすめ。
1階のランドリーで室内干しをすることが多いのであれば、ランドリーの隣にファミリークローゼットを配置すると、動線を短縮できます。
また、外出が多いご家庭は、玄関のシューズクローゼットの近くにウォークインクローゼットを設けると便利です。

スペースが足りない

<失敗談>
実際に衣類や小物をしまおうと思ったら、上着をかけるハンガースペースが足りなかったり、
たたんでしまう衣類を重ねておける場所がなかったり・・・スペースが狭くて衣類をしまいきれない。

<対策ポイント>
自分たちの衣類の量や荷物の量をしっかり把握していないと、せっかくウォークインクローゼットを設けても入り切らず、
あちこちの部屋に分散してしまわないといけなくなります。事前にしっかりと衣類や荷物の量を確認して、それに必要なスペースを確保しましょう。
また、場合によっては、棚の高さや幅、奥行きが、しまいたいものと合っていないのが原因で収納できないこともあります。
可動棚を採用すると、そのような失敗を防げます。

窓は必要なかった

<失敗談>
換気と明るさ確保のために窓をつけたものの、太陽光が射し込みすぎて、衣類や壁紙が色褪せてしまった。

<対策ポイント>
スペース内に太陽が当たり過ぎると、衣類が傷みやすくなるだけでなく、窓の大きさによっては結露の発生も考えられます。
また、窓を設けると、その分壁に棚を設けられないので、収納力も減ってしまいます。
最近の家には24時間換気システムが採用されているため、換気のために窓を設ける必要はなく、明るさも照明で確保できます。
それでも窓を設けたいという場合には、サイズや位置をよく検討しましょう。

湿気が溜まりやすい

<失敗談>
ウォークインクローゼットに入るとムンムンして独特のにおいが気になり始め、梅雨時にはとうとうダニも発生してしまった。

<対策ポイント>
限られたスペース内に洋服をたくさんしまいこむと、湿気が溜まりやすくなり、ニオイやダニの発生の原因となります。
それを防ぐために、24時間換気システムのスイッチを常にオンにしておき、ドアや窓がある場合はしばらく開け放って、毎日空気の入れ替えをしましょう。

衣類をしまいにくい

<失敗談>
棚の高さや奥行きが衣類と合わないのでしまいづらい。ワンピースやロングコートが床をずってしまう。
ハンガーをもっとたくさん吊るせるようにすれば良かった。

<対策ポイント>
スペース内にきっちりと棚を設け過ぎると、後で融通が利かなくなります。
ある程度空間に余裕を持って計画しましょう。固定棚ではなく可動棚を採用すると、しまうものに合わせて高さを変えられます。
また、ハンガーパイプの高さも、持っている衣類に合わせて設定しましょう。

コンセントがなくて不便

<失敗談>
クローゼットの内部でアイロンをかけたり、乾燥機をかけたりしたかったのに、コンセントをつけるのを忘れてしまったせいで使いづらい。

<対策ポイント>
ウォークインクローゼットは衣類をしまうだけでなく、広さによっては着替えをしたり、アイロンをかけたり、メイクをしたりすることも可能です。
どこまでのことをしたいか、あるいは湿気対策をどうするかを考えて、コンセントが必要な場合はあらかじめ設けておきましょう。

照明をよく消し忘れてしまう

<失敗談>
ドア付きなので、よく照明を消し忘れてしまうため、電気代がもったいない。

<対策ポイント>
照明に人感センサーライトを採用すれば、両手が塞がっていても、ドアで閉め切ってあっても、消し忘れの心配がありません。

部屋が狭くなってしまった

<失敗談>
1階にどうしてもファミリークローゼットが欲しくて設置したけれど、そのおかげでLDKを広く確保できず、動線も不便になってしまった。

<対策ポイント>
特に1階にウォークインクローゼットを設ける場合は、LDKの広さや水回りの動線などに影響を及ぼすため、
設計士さんと相談して、全体の間取りのバランスをよく検討した上で設けることをおすすめします。

中が丸見えで部屋の美観を損ねる

<失敗談>
建築費の節約のため、ドアを設けるのをやめたところ、ウォークインの内部がいつも丸見えで、せっかくおしゃれに演出した部屋の美観を損ねてしまう。

<対策ポイント>
ウォークインクローゼットにドアや扉がないと、中の様子が丸見えで、居室で発生したホコリがクローゼットに侵入してしまいます。
一方、ドアや扉をつけると居室に圧迫感が出たり、収納量が減ったりしてしまうため、ドア・扉なしのウォークインクローゼットにする方も多いです。
ドア・扉がある場合とない場合のメリット・デメリットを比較して検討しましょう。
ドア・扉があれば家族の目を気にせず中で着替えられ、生活感も隠せます。
また、防虫剤や除湿剤を使う場合は、ドアで仕切られていた方が効果的です。
丸見えになるのが嫌だけの理由なら、ドアの代わりにカーテンやのれんを代用することもできます。

◾️まとめ

収納と着替えが同一空間ででき、衣類や小物をおしゃれにしまえるウォークインクローゼット。
しかし、事前にしっかり考えて作らないと使い勝手が悪くなってしまいます。
今回ご紹介した失敗例と対策を参考にしながら、住宅会社の担当者さんや設計士さんと相談した上で、
あなたの暮らしにぴったりフィットしたウォークインクローゼットを実現しましょう。

◾️ウォークイン関連コラム

▽ウォークインクローゼットで後悔するポイント5選と失敗を防ぐ方法を解説

著者情報

愛知県豊橋市を中心に、デザイン性とともに丈夫かつ住みやすさにこだわった注文住宅を手掛ける住宅会社です。
耐震等級3を標準仕様とし省エネZEH対応も可能、土地探しから理想の家づくりまでお手伝いします。
<施工エリア>
・愛知県
豊橋市 / 豊川市 / 新城市 / 田原市 / 蒲郡市 / 北設楽郡 / 岡崎市 / 幸田町 / 西尾市 /
・静岡県
湖西市/およびその近郊

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