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2023.01.14 注文住宅コラム
注文住宅で決めることは?後悔のない家づくりをするために必要な12のリスト
本記事では、注文住宅を建てる際に決めることを12のリストで紹介します。手順に沿って着実に準備を進めれば、満足できる家づくりになるでしょう。注文住宅は一から家づくりをするため、決めることがたくさんあります。どの手順で何を決めればいいか確認しておきましょう。
注文住宅は建売住宅と違い、土地や内装を自分で選ぶ必要があります。ご自分だけの住まいを建てられる喜びがある反面、決めることや考えることが多くスムーズに進まないケースもあります。
注文住宅で失敗しないためには、あからじめ決めることをリストにしておき、順序に沿って一つひとつ決めることが大切です。本記事でご紹介する12のリストを参考に、後悔のない注文住宅を建てましょう。
注文住宅を建てるときに決めること【12のリスト】
注文住宅は、基本的に工事に着手してから数カ月程度で完成します。しかし、着工前にハウスメーカーとの打ち合わせなどがあるため、注文住宅を建てる契約を結んでからおよそ1年を目安に完成するものと考えておきましょう。
また注文住宅では決めることが多く、内容によっては期日が決まっているものもあります。予め決めることを整理しておかないと、打ち合わせの直前になって焦ってしまい、結果的に納得のいかない注文住宅になる可能性があるので注意が必要です。
注文住宅を建てる場合は、以下のフェーズに分けて決めることを整理しましょう。
- ハウスメーカーと契約する前に決めること
- 契約後から着工前までに決めること
- 着工から引渡しまでに決めること
ここからは、それぞれのフェーズことに、注文住宅で決めることを12のリストで整理して見ていきましょう。
ハウスメーカーと契約する前に決めること
注文住宅は自由に間取りやデザインを決められるため、ついついそのことばかり考えてしまいがちです。しかしこの時期は主にお金に関することを決め、できるだけお金の不安がない状態にしておきましょう。
1. 毎月の支払額を決める
注文住宅の場合、多くの方がローンを組みます。毎月返済できる金額はどれくらいなのか、今払っている家賃やローンを参考にして決めましょう。大切なのは、ある程度余裕を持たせた支払額に設定することです。ローンが負担になり、生活が苦しくなることは避けましょう。
2. 注文住宅を建てる土地を探す
注文住宅を建てる土地を決める場合は、不動産会社やハウスメーカーを頼りましょう。自力では希望条件に合う土地を探すことが難しいためです。
具体的な場所や広さ、価格などの希望を伝え、複数の土地から選ぶと失敗するリスクを減らせます。また気になる土地がある場合は、実際に自分の目で見て確かめることも大切です。
購入したい土地が見つかった場合は「購入申込書」を提出し、その土地を他の人に購入されることがないようにしましょう。
3. ハウスメーカーに見積もりや注文住宅の設計を依頼をする
次はハウスメーカーに見積もりや返済プラン、注文住宅の設計を依頼します。その際は、注文住宅にかけられる総予算から土地代金を差し引き、残った金額の範囲内で設計してもらいたい旨を伝えます。設計に関しては、どのような間取りにしたいかなどを具体的に伝えると打ち合わせがスムーズです。
また、ハウスメーカーは複数から選びましょう。というのも、ハウスメーカーによって建物に特徴があり、費用や建て方などにも違いがあるためです。ハウスメーカーが決まったら仮契約を締結します。
4. 融資の事前審査を行って土地契約を結ぶ
ハウスメーカーの見積もりを元に、融資の事前審査を行います。事前審査が通れば、おおむね融資は可能となります。事前審査には以下のような書類が必要になるので、早めに準備しましょう。
- 過去3年分の源泉徴収票
- 課税証明書
- 見積書など
融資の事前審査が通ったら土地の契約を締結します。この際、土地の手付金が必要になり、金額は土地代金の1割程度となるのが一般的です。
契約後から着工前までに決めること
いよいよハウスメーカーとの打合せが始まります。ご自分の理想を実現すると同時に、予算内で済ませる工夫も大切です。
5. 間取りや内装、設備を決める
間取りや内装などは事前に家族と相談しておき、予算内で設計してもらいましょう。具体的には以下のような項目について相談・決定する必要があります。
- キッチン、洗面台、などの設備関係
- コンセントやスイッチの位置
- 壁紙の色
- 床や建具の素材・色
- 窓の位置
- 照明器具の位置など
家族構成や生活動線に配慮し、長く快適に暮らせる家にしましょう。
6. 外構工事を決める
外構工事では駐車場やカーポートの設置、庭や植栽、フェンスの有無などについて決定します。予算内に外構工事を含めることが漏れてしまい、予算オーバーするケースもあるので注意しましょう。
また、外構工事は建物が完成したあとに決めることも可能です。ただし、外構工事の内容によっては建物の建築に影響することもあるので、どのような外構にするのか事前に決めておくことをおすすめします。
7. 返済開始日を決める
工事に着手したタイミングと完成したタイミングで、住宅ローンを用いて建築費用を支払うのが一般的です。支払いした後に借入支払いが発生しますが、返済開始日を遅らせたい場合は据え置きという方法もあります。
据え置きできる期間は金融機関によって異なるので、予め相談しておくとよいでしょう。
8. 地鎮祭を決める
地鎮祭とは、マイホームを建築する際に土地の神様に工事の安全や建築に関わる方の無常息災などお祈りするための催しです。地鎮祭は工事に着手する直前に行うのが一般的。日程は大安か吉日が好ましいとされていますが、特にこだわる必要はありません。
着工から引渡しまでに決めること
引渡しまでもう少しです。滞りなく準備を進めましょう。
9. 上棟式をするか決める
上棟式とは、ハウスメーカーの関係者やご家族が集まり、住宅が無事に完成することを願う催しです。最近は棟上げを行わない施工方法が増え、上棟式を行わないケースも珍しくありません。
上棟式をする場合は宴会などを建築主の負担で行わなくてはならないので、費用を抑えたい場合は招待する人数を減らすなどの工夫が必要です。
10. 工事現場と近隣住人に挨拶をするか決める
工事現場と近隣住人に挨拶をするか決めましょう。必須ではありませんが、昔からの文化として今も行われています。ご自分の家の建築に直接携わる方に差し入れを持っていくことで、工事現場の方は「いい家を建てよう」という気持ちになってくれることが期待できます。
また、完成日が近づいてきたらご近所に挨拶をする日を決めましょう。引っ越しのタイミングでも構いませんが、工事によってご近所の方には少なからず影響があるので、早めのほうがよいかもしれません。
11. 引っ越しの日程などを決める
引っ越しの日程なども早めに決めましょう。特に賃貸住宅に住んでいる場合は、遅くとも1カ月前には不動産会社に退去の旨を連絡しなくてはなりません。
また引っ越し業者に依頼する場合、繁忙期だと受け付けてもらえないことがあるので早めに調整しておく必要があります。
12. 保険会社を決める
ローンを組んだ場合は、火災保険・地震保険に加入してください。火災保険や地震保険は期限が切れたタイミングで再度契約します。
川の近くに家を建てる場合は水災補償に加入すると安心です。ただしその分保険料は高くなります。さまざまな保険プランを比較し、必要な保障を受けられるようにしましょう。
12のリストで計画的に注文住宅を建てましょう
注文住宅はお金に関することから引っ越しまで、決めることがたくさんあります。後悔しない注文住宅にするためには、決めることを以下のようにリストにし、項目に従って計画的に決めていきましょう。
- 毎月の支払額を決める
- 注文住宅を建てる土地を探す
- ハウスメーカーに見積もりや注文住宅の設計を依頼をする
- 融資の事前審査を行って土地契約を結ぶ
- 間取りや内装、設備を決める
- 外構工事を決める
- 返済開始日を決める
- 地鎮祭を決める
- 上棟式をするか決める
- 工事現場と近隣住人に挨拶をするか決める
- 引っ越しの日程などを決める
- 保険会社を決める
著者情報
愛知県豊橋市を中心にデザイン性の高い注文住宅を手がける住宅会社「子育て安心住宅&デザインラボ」。
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