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2025.03.30 注文住宅コラム
快適な暮らしのカナメ! 人生の3分の1を過ごす主寝室の理想的なプランニング
私たちの人生において、睡眠時間は全体の約3分の1を占めると言われています。そう考えると、主寝室は住まいの中でも特に重要な空間と言えるでしょう。しかし、新築マイホームの間取りを検討する際、リビングやキッチンに比べて主寝室の計画は後回しにされがちです。そこで今回は、快適な睡眠環境を実現し、くつろぎの空間として理想的な主寝室をつくるためのポイントについて、詳しくご説明していきます。
■主寝室に求められる基本的な広さと配置
まず、主寝室の計画で最も重要なのが適切な広さの確保です。一般的な主寝室の広さは、6畳から8畳程度が標準とされていますが、ベッドのサイズや収納の必要量によって変わってきます。
例えば、クイーンサイズのベッドを設置する場合、ベッド本体の占有面積に加えて、両サイドに40cm以上の通路幅を確保することが推奨されます。さらに、ドレッサーや椅子なども置くことを考えると、最低でも7畳以上の広さが必要になってきます。
主寝室の配置については、次のような点に注意が必要です。
第一に、生活音への配慮です。キッチンやリビング、階段など、日中に音が発生しやすい場所からは適度な距離を取ることが望ましいでしょう。特に共働き夫婦の場合、パートナーの起床時間が異なることも多いため、音の影響は重要な検討ポイントとなります。
第二に、採光と通風の確保です。朝日が入る東向きの窓があると、自然な目覚めを促してくれます。また、窓を2面以上設けることができれば、心地よい通風が得られ、夏場の温度調節にも効果的です。

■収納計画からはじめる主寝室づくり
主寝室の快適さを左右する重要な要素として、十分な収納スペースの確保が挙げられます。理想的なのは、衣類や寝具類をすべて収納できるウォークインクローゼットを併設することです。
ウォークインクローゼットは、最低でも1.5畳程度のスペースが必要です。この広さがあれば、夫婦の衣類をある程度収納することができます。さらに可能であれば、2畳から3畳程度確保できると、季節の衣替えもスムーズに行えます。
収納の内部構造については、以下のような工夫がおすすめです。
まず、ハンガーパイプは2段設置することで、収納効率が大幅に向上します。上段にはコート類やワンピース、下段にはジャケットやパンツなどを掛けることができます。また、枕棚を設けることで、バッグや帽子、スーツケースなどのかさばる物も収納できます。
引き出しについては、深さの異なるものを組み合わせると便利です。浅めの引き出しには下着類や小物を、深めの引き出しにはニットやタオルなどをしまうことができます。
■快適な睡眠環境をつくる室内環境の整え方
良質な睡眠のためには、適切な室内環境を整えることが重要。特に注目したいのが、温度、湿度、光、音の4つの要素です。
温度管理については、エアコンの設置位置が重要なポイントとなります。就寝中に直接冷気や温風が当たることは避けたいため、ベッドの配置を考慮してエアコンの位置を決める必要があります。また、結露対策として、断熱性能の高い窓を選ぶことも大切です。
湿度管理については、40~60%程度が快適な範囲とされています。特に冬場は乾燥しやすいため、加湿器の設置スペースも考慮しておくとよいでしょう。
光環境については、就寝時は完全な暗闇が理想的です。そのため、遮光性の高いカーテンやブラインドの設置が推奨されます。ただし、朝は自然光で目覚められるよう、カーテンの二重使いなども検討するとよいでしょう。

■インテリアと照明による心地よい空間づくり
主寝室のインテリアは、落ち着きと安らぎを感じられる空間にすることが大切です。壁紙や床材の色調は、ベージュやグレーなどのニュートラルカラーをベースにすることで、リラックスできる雰囲気を演出できます。
照明計画も重要なポイント。主寝室の照明は、次の3段階で考えるとよいでしょう。
第一に、室内全体を明るく照らす天井照明。第二に、読書などに適した程よい明るさのスタンドやブラケット照明。そして第三に、就寝前のリラックスタイムに適した間接照明です。これらを組み合わせることで、時間帯や用途に応じた適切な明るさを確保することができます。
特に間接照明は、主寝室の雰囲気づくりに大きな効果があります。例えば、ベッドヘッド背面に設置した間接照明は、ホテルライクな落ち着いた空間を演出してくれます。
ベッドサイドには、小さなテーブルや棚を設置すると便利です。スマートフォンや眼鏡、読書中の本など、就寝時に手元に置いておきたい物を収納することができます。
また、パーソナルチェアなどのスペースも確保できれば、より一層くつろぎの空間に。寝る前のリラックスタイムや着替えの際の腰掛けとして重宝します。
■主寝室の防音・防災対策
主寝室の計画では、防音・防災対策も忘れてはいけません。特に小さなお子様がいるご家庭では、お子様の急な体調不良などにも対応できるよう、子ども部屋との距離や動線にも配慮が必要です。
防音については、壁の遮音性能を高めることはもちろん、ドアの選定も重要です。遮音性の高いドアを選択することで、より静かな睡眠環境を確保することができます。
また、万が一の災害時に備えて、避難経路の確保も重要です。特に2階に主寝室を配置する場合は、バルコニーへの出入りや、避難はしごの設置なども検討しましょう。

■メンテナンス性への配慮
快適な主寝室を長く維持するためには、日々のお手入れのしやすさも重要なポイントです。例えば、床材は掃除がしやすいフローリングを選択し、壁紙は汚れが付きにくく、拭き取りやすい素材を選ぶとよいでしょう。
また、定期的な衣類の整理や収納の見直しがしやすいよう、収納内部の構造にも工夫が必要です。可動棚を採用することで、季節や必要に応じて収納スペースのレイアウトを変更することができます。
■まとめ:理想的な主寝室づくりのために
主寝室は、単なる就寝スペースではありません。一日の疲れを癒し、明日への活力を養う大切な空間です。だからこそ、家族それぞれのライフスタイルに合わせた、きめ細やかな計画が必要になります。
広さや配置、収納計画から始まり、室内環境の整備、インテリアや照明の選定まで、さまざまな要素を総合的に検討することで、理想的な主寝室を実現することができます。新築やリフォームをご検討の際は、ぜひこれらのポイントを参考に、ご家族にとって最適な主寝室づくりを目指してみてはいかがでしょうか。
著者情報
愛知県豊橋市を中心に、デザイン性とともに丈夫かつ住みやすさにこだわった注文住宅を手掛ける住宅会社です。
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