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2023.02.21 注文住宅コラム

自然素材を使った注文住宅のメリット・デメリットを解説

注文住宅で使われることの多い自然素材として、無垢材や珪藻土、漆喰などがあります。本記事ではそれぞれのメリット・デメリットをご紹介。自然素材を使用した注文住宅自体を建てる際は、自然素材の特徴や費用面、耐久性などを考慮して検討することが大切です。

自然素材を使った注文住宅に憧れる方も多いでしょう。注文住宅に自然素材を使用する際は、それぞれの素材の特徴を押さえておくことが大切です。

本記事では、注文住宅で使用されることの多い自然素材をいくつか紹介するとともに、自然素材を使った注文住宅のメリット・デメリットについて解説します。

注文住宅で使用される主な自然素材3つ

ここからは、注文住宅を建てる際によく使用される自然素材3つを紹介します。

1. 無垢材

無垢材とは、テーブルや椅子・家の床(フローリング材)などに使われることが多い素材です。一般的には混合物がなく、すべて同じ材質からできているものを指します。

【無垢材のメリット】

無垢材のメリットの1つ目は、木の香りでリフレッシュできることです。木の香りを好み、癒されると感じる方も多いです。
2つ目のメリットは暖かい点です。無垢材のフローリングは空気を多く含む性質があります。そのため、空気が断熱材の代わりとなって、冬場でも部屋が暖かく感じるのです。

【無垢材のデメリット】

無垢材は、湿度や温度変化などによって、膨張・収縮する点が特徴です。床を無垢のフローリングに変えた際などは、自然と床に隙間が開いてしまうことがあります。
また、床を無垢素材にすると隙間にごみやほこりが入り込みやすく、掃除の手間がかかる点もデメリットです。さらに、無垢材を長持ちさせるためには、定期的な手入れが欠かせません。1年に1回程度の頻度で自然塗装のワックスを塗り、足りなくなった油分を補うことも大切です。

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2. 珪藻土(けいそうど)

珪藻土は、植物プランクトンの珪藻の殻が時間をかけて化石化したものです。吸水性の高さから、お風呂場のバスマットに利用されることもあります。

【珪藻土のメリット】

珪藻土のメリットは、調湿効果が期待できることです。珪藻土には無数の穴が開いていて、この穴から空気中の水分を吸着・放出を行い、調湿する働きがあります。また、珪藻土は結露や細菌(カビ、ダニ)の発生を抑える作用も。珪藻土を使用することで、1年を通して過ごしやすい湿度、環境を保ちやすくなります。

【珪藻土のデメリット】

珪藻土のデメリットの1つ目は、費用が高いことです。珪藻土をはじめとした自然素材の塗り壁は職人が施工するため、一般的な素材のビニールクロスと比べると、費用は割高になります。
ただし、珪藻土はビニールクロスのように5年から10年ごとに張り替えの必要がありません。張り替えなどで継続的にかかる費用を考慮し、長い目で見ると、かえってコストがかからない可能性もあるため、予算に応じて検討してみてください。
デメリット2つ目は粉が落ちやすく、壊れやすいことです。珪藻土の壁は、強くこすると摩擦によって粉が落ちてしまうことがあります。

3. 漆喰(しっくい)

漆喰とは、消石灰(水酸化カルシウム)に、糊などを加えて作った建築材料です。日本では、城の外壁や内壁などにも使われてきた、歴史のある素材といえます。
お家の中でも湿気が多い水回りで特に採用される素材です。

【漆喰のメリット】

漆喰のメリットの1つは、耐火性に優れることです。漆喰は、不燃材料のひとつであると国土交通省に認められています。(※)注文住宅の防火対策をする上でも、優秀な素材といえるでしょう。
また、漆喰は手軽に手入れができる壁です。子どもの落書きなどで汚れてしまった際も、漆喰の上塗りによって修復できます。汚れによっては消しゴムなどで落とせる場合もあり、メンテナンスしやすい点も魅力です。

※出典:国土交通省.「○不燃材料を定める件」.
https://www.mlit.go.jp/notice/noticedata/pdf/201703/00006465.pdf,(参照:2023-01-04).

【漆喰のデメリット】

漆喰のデメリットの1つ目は、ひびが入りやすいことです。ひび割れは、経年劣化による強度の低下や地震などの大きな振動が原因で発生します。ただし、軽いひび割れであれば、薄く上塗りをすれば処理をすることが可能です。
デメリットの2つ目は、珪藻土と同じく費用が割高なことです。漆喰の原材料は比較的安価で購入できます。ただし、壁材に用いる場合、漆喰は複数回の工程を経て仕上げなければなりません。また、職人の熟練の技も必要なので、費用は割高になるのです。

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自然素材を使った注文住宅のメリット

自然素材を使った注文住宅のメリットは、以下の3つです。

1. 耐久性が高い

自然素材を使うメリットの1つとして、耐久性が高い点があげられます。ビニールクロスの壁材の場合、剥がれや汚れ、破れが見られたら張り替えたほうがよいといわれています。自然素材であれば壊れにくく、ちょっとした汚れであれば比較的簡単にきれいにすることも可能です。

2. 経年変化を楽しめる

経年変化を楽しめることも、自然素材を使用するメリットです。自然素材は年月が経つと、色味などが変化して独特の味わいが出てきます。経年変化によって、家全体の雰囲気の変化を楽しめることも自然素材のメリットです。

3. 身体にやさしい

一般的に、自然素材は身体にやさしいと考えられています。自然素材の住宅は調湿効果があるためカビやダニの発生を防ぎ、アレルギーなどのリスクを下げる効果もあると言われており、自然素材の住宅を選択する方もいるようです。

自然素材を使った注文住宅のデメリット

自然素材のデメリットを2つ紹介します。

1. 初期費用が高い

自然素材は、初期費用が割高になってしまう点はデメリットといえるでしょう。自然素材にこだわりたい方は、予算を考慮し、施工会社などとよく相談することをおすすめします。

2. 色やバリエーションの選択肢が少ない

自然素材は、その特徴を活かすために派手な色や柄物などがありません。基本的に柄などのバリエーションは少なく、落ち着いた色合いです。好みの色や柄などを叶えたい場合、異素材と組み合わせたり、「新建材」と呼ばれる人工木材などを用いたりすることも検討しましょう。

自然素材を使った家を建てるときは、施工会社としっかり相談しよう

注文住宅に用いられる主な自然素材には、無垢材や珪藻土、漆喰などが挙げられます。自然素材を使った注文住宅のメリットは耐久性が高いことや経年劣化を楽しめること、身体に優しいことです。一方、初期費用が高いことと、色やバリエーションの選択肢が少ないことがデメリットです。

自然素材を使った注文住宅を建てたいときは、それぞれの素材の特徴を押さえ、予算に収まるかどうかを考慮して、施工会社としっかり相談することをおすすめします。

 

著者情報

愛知県豊橋市を中心にデザイン性の高い注文住宅を手がける住宅会社「子育て安心住宅&デザインラボ」。
愛知県豊橋市、豊川市、新城市、田原市、蒲郡市、北設楽郡、岡崎市、幸田町、西尾市、安城市、知立市、刈谷市、そして静岡県湖西市、およびその近郊と広い地域で対応しています。
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