

家づくりを成功させる秘訣は、すでにその会社で建てた家族が、どんな満足の中で暮らしているのか、価格を含め、具体的な情報を得ること。そんな発想で家づくりを成功させたのがN夫妻。
実はNさんは友人が家を建てた会社に依頼した。「デザインが私たちの理想だったことが大きな理由」とN夫妻。「でも、友人が何より幸せそうな暮らしぶりを見て、間違いないと感じた」と言う。「コストパフォーマンスが高く、土地が必要だった私たちには費用の面でも安心できました。だから土地が決まる前に建てることを決めたほどです(笑)」。いかがだろう。
とはいえ自分たちにはN夫妻の様に知り合いがいないなあ…と思われた方も大丈夫。毎月見学会などのイベントで確認すればよい。施主の厚意で、住まいの詳細を見学会で確認させてくれていることもある。実はこのこと一つ取ってもスゴイこと。施工会社と施主たちの信頼関係が成り立っていなければありえないことなのだから。

毎日出入りするだけでなく、お友達やお客様をお迎えする玄関。気分を高める上で重要なのはやはり「陽」の気分にしてくれる玄関か否か。そこで明るく気品に満ちた白い大理石調の床と白い壁でデザイン。「収納をダークブラウンにした結果、白さや明るさが際立つ結果になり大正解でした」とNさん

玄関ホールの右側が廊下になっていて、たっぷりの壁面収納を用意。しかも面材が玄関収納のカラーと調和し見た目にもスッキリ。右側がリビングへの入り口で、奥には洗面室があり、洗面室からキッチンへつながりLDへと回遊できる便利な動線も実現されている

モノトーンが大好きな2人は床を豪華な雰囲気が楽しめる大理石調のデザインに。「単純な白いフローリングより、落ちた髪の毛や埃が目立たない利点もあるので助かっています(笑)」。また、TVの背面壁にはエコカラットを採用。上部には照明も埋め込まれ、夜を素敵に演出する工夫も盛り込まれている

家族を感じる暮らしができるリビング階段を採用。そしてこの階段の下部、奥のキッチン横にはデスクを造作し、パソコンコーナーとして活用。吊り収納のない対面キッチンの前には出窓のあるダイニングとなっており、ママの笑顔とともに、毎日たっぷりの陽光の中で朝食を頂くことが可能

子どもが小さなうちはオモチャで遊べ、場合によってはお客様に泊まっていただくこともできる和室をリビングの続き間としてレイアウト。「ここは日当たりもよく、子どもがお昼寝する時にも大変重宝しています。また、大勢のお客様をお迎えする時にはリビングの延長として活用できるので便利ですね」とNさん

明るい2階ホールの外はインナーバルコニー。「このインナーバルコニーは、奥行きがあり、青空の一部屋みたいなんです。手前側半分は屋根付きとなっているので、急な雨でも洗濯物が濡れないので安心なんです」とママ

リビングの天井に設置した懸垂鉄棒で、運動不足の解消用に取り組むパパ。「ぶら下がるだけでも全身が伸びて気持ちがいいし、気分転換にも最適ですね。しかも筋力までつくので一石二鳥です。考えてみれば、後から取り付けるのも大変ですし、ふとしたひらめきを実現してくれたスタッフの皆さんに感謝です」とNさん